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「#エロ」のBL小説を読む
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ーーなんか爆発したぞ
指紋で曇ったタブレット端末の画面に、おれの顔が映っている。一部分だけ異様に光る肌や、唇の皺が目につく。毎朝鏡で見ている顔とは違い、汚点が生々しく強調された顔に少しおどろいて、かき消すように電源をつける。亡霊のような顔は見えなくなったが、その代わりに今からもっと嫌なものを見なくてはならなかった。
ーースコーク77
資料に貼り付けられた証明写真はちょうど四で割り切れる数字だった。一ミリもずれることなく均等に並んだこれらの写真は、入隊時に撮影されたものだろう。自然な表情もあれば、どこか緊張を隠せていないものもある。おれにもそんな時期があっただろうか。たった数年前のことなのに、あの頃の自分がどんな感情で過ごしていたのか、よく思い出せない。
ーーギアドア ギアみて ギア
フィルムが貼られていない剥き出しの液晶ディスプレイを指のはらで少しだけ撫でただけで、右端にあるスクロールバーがあっという間に真ん中あたりまできてしまった。最後のページにたどり着くまでに、さほど時間はかからない。
ーーギアみてギア
爪と皮膚の境目に、時折目に見えない小さな粒のようなものが引っかかる。この端末の最後の使用者とはあまり仲良くなれそうにないな、とおもいながら、隊章がほどこされたネクタイで画面を拭く。すると往復する動きに合わせて、資料が上下に動いてしまった。トリオン製の端末は、トリオン製の衣服に反応するらしい。そう考えてから、この指もネクタイも同じ素材でつくられていることに気がついて、気が抜けるような笑みがこぼれた。
ーー酸素マスクをつけてください
画面をていねいに拭いていると、まだ確認していないページが現れた。その勢いのまま画面をはじく。ページが音もなく滑っていき、最下部でわずかにバウンドしてから動きを止めた。
ーーエンジン?
想像していたよりも意識がはっきりしている。心も、ずいぶんと凪いでいる。
ーー酸素マスクをつけてください
鳩原ちゃんがいなくなった時もそうだった。いつだっておれは当事者という円のなかの一番外側に立っていて、鳥のように状況を俯瞰しているのだ。それを特別悲しいとおもったことはない。中心から外れていたほうが視界を広く保てるし、おれに求められる立ち位置に最もふさわしい。
ーースコーク77
その資料の三十二人の隊員のなかに、知っている名前はひとつもなかった。生まれ育った土地や、同じこころざし持って武器を手に取った同年代のはずなのに。たったの、ひとりも知らない。
ーーベルトはベルトを
タブレットの電源を落とすと、再び亡霊のような顔が現れた。光を飲み込む黒い瞳と目が合う。恨みつらみを吐かない亡霊は、一体なにを主張したいのだろう。なんのために、ここに佇んでいるのだろうか。
ーーオールエンジン……
タブレットをひっくり返す。物音ひとつ立てないよう、やさしく机の上に置いたあと、おれは会議室を後にした。

嘘みたいに真っ青な空を飛ぶ、白と青の奇妙なかたちをした機体。あの日、ボーイング747-400LCFはやわらかな傷跡を空に残してセントレアへ着陸した。
おれとあの子との駆け引きが、いま終わりをむかえようとしていた。

  1

屋上の塔屋から躍り出る。何にも遮られたことのない無垢な日差しがおれのゆびさきで生き絶えて、深い影を落とした。細めていた目をゆっくりとひらきながら光のなかを進んで行き、空を見上げる。
水槽のなかをたゆたう藻のような緩やかさで、入道雲が広がり続けている。侵食されていることなど気がついていない無防備な青空は、突き抜けるように鮮やかを色をしていた。
ワイシャツの袖が不規則に膨らむ。熱と湿度を纏った突風を手で遮りながら、ぐるりとあたりを見回す。

ボーダーの屋上には学校の屋上のようなフェンスやベンチが設置されていない。高台を取るためのポイントでしかないので、憩いの場とは程遠い無機質な場所だ。しかし三門市で一番の高さを誇る建造物なだけあり、見晴らしだけは目を見張るものがある。高すぎて端のほうまで行かないと街並みを見下ろすことができないが、なだらかな山の稜線と空の境目が視線と同じ位置にあり、なににも囚われない解放感を感じられる。そのため、今日のおれの目的を果たすには最適の場所だった。
手元の端末でフライトレーダーを起動させる。日本地図の上を飛び回る数々の飛行機のなかのひとつをタップして詳細を確認し、おもわず口角が上がった。
おれの目的とは、あともう少しで三門市上空に飛来する、世界で四機しかない飛行機をこの目で見ることだった。

ボーイング747-400LCFは、アッパーデッキの後ろがさらに盛り上がったおもしろいかたちをしている特殊貨物機で「ドリームリフター」という愛称がつけられている。ベースになった機体の約三倍の荷物を搭載できるという超大型機だ。
ドリームリフターは一般的な貨物機とは異なり、旅客機のパーツをアメリカに輸送するために造られた。成田や羽田などの空港には着陸せず、ボーイング787型機の製造を手がける工場が密集している中部地域の空港、セントレアにしか飛来しない。そのためドリームリフターは比較的レアな機体と言える。
通常であればセントレアからアメリカまでの空路に三門市は被っていないのだが、なにかの影響で空路が変更になったらしい。それに気づいたのはほんの一時間前の出来事だった。そうした偶然も含めて、ドリームリフターが三門市の上空を飛ぶ瞬間に立ち会えるなど、一生に一度のことかもしれなかった。

飛行機が飛んで来る方角をアプリで確認すると、ちょうど背中側から来ることがわかった。もしかしたらもう目視できるかもしれない。普段よりも軽快な靴音を立てながら塔屋の裏手に回る。
こちら側の空は雲一つない快晴だった。夏の始まりを予感させる真っ青な空に、まだ飛行機の面影はない。その代わり、雲ではない白いものが塔屋から中途半端に離れた位置に佇んでいた。
浮かれていたせいかぎくりとして、おもわず足が止まる。よく見ると白いなにかはC級隊員の隊服だった。こちらに背中を向けているので誰だかわからないが、女の子のようだ。幼く見える隊服のデザインに似つかわしくない、すらりとした手足がやけに目についた。
彼女はまだおれに気がついていないのか、なにをするわけでもなくぼんやりと上を向いている。すこしでも力を抜いたら飛んでいってしまいそうな身体にまとわりついた隊服の裾は、強風のせいで陸に打ち上げられた魚のように暴れ回っていた。髪もばらばらに吹き乱れていたが、気にしていないのか押さえようともしない。弱さと強さが内在した立ち姿を、おれはすこしのあいだ遠く見つめていた。
彼女もドリームリフターを見に来たのだろうか。一瞬そう脳裏によぎったが、それはあまりにも都合がいい考えだ。誰しも屋上で空を眺めたくなることくらいあるだろう。それが今日、この時間だっただけにすぎない。ただそうした偶然を、人は運命だとか必然と呼んでいるのを、おれは後に知ることになる。
「ここでなにしてるの?」
驚かせないように靴音を高鳴らせながら彼女に近づく。しかし彼女は振り返らなかった。「おーい」と声をかけても反応がない。
風の音で声がかき消されているのかもしれないとおもい、彼女の斜め後ろまで接近する。すると、髪の隙間から白いコードが揺れているのが見えた。どうやら音楽を聴いているらしい。このままいつ気づくか待っているのもおもしろそうだが、おれにはあまり時間が残されていない。
ドリームリフターがまだ来ていないことを確認してから、彼女の耳から垂れているイヤホンのコードを指先に引っかけてみる。ぽろりと簡単に取れたイヤホンが、強風に吹かれて宙を舞う。
「あっ」
瞬時にイヤホンを掴もうとした彼女の手が、おれの鼻先を掠めた。見ひらいた鼈甲色の瞳に、ようやくおれが映り込む。
「やっほー」
緊張させないように親しみやすい笑みを作ったが、彼女は突然現れたおれにおどろいて勢いよく後ずさると、そのまま体勢を崩してしまった。咄嗟に彼女の腕を手を取り、引っ張り上げる。
「あいたっ」
転倒は防いだが、大きく揺れたイヤホンがおれの顔面にぶつかった。彼女は慌ててイヤホンを手繰り寄せると、手のひらにコードを巻きつけてから頭を下げた。
「あ、あの、ごめんなさい!」
「いたずらしたのはおれなんだから、きみが謝ることないよ。それにトリオン体だから痛くないしね」
ほら、とぶつかったところを見せたが、彼女は釈然としない表情のまま目をうろつかせた。他にも後ろめたいことがあるらしい。
「それもそうですけど、屋上に勝手に入ってしまったので……」
怒られるとおもったのだろうか。身を縮こませる彼女に、おもわず吹き出してしまう。
「別に立ち入り禁止じゃないよ。本当に入っちゃだめな時は封鎖されるから」
「そうですか。ならよかった……」
彼女の身体の輪郭がゆるむ。乱れた髪の隙間から見えた表情は逆光のせいで翳っていたが、笑顔であることは確かだった。
「こんなところで音楽聴いてたの?」
「いえ、音楽ではないんですけど……」
「じゃあラジオ?」
「いや、うーん……。音声みたいな……」
「ふうん」
深掘りしてほしくなさそうな気配を察して、会話を終わらせる。彼女は居心地が悪そうに数秒ほどキョロキョロすると、「じゃあ、あの」と身体を置くように二回沈ませた。
「わたし、もう……」
「ねぇ、まだ時間ある?」
「え?」
「もうすぐレアな飛行機がここの上を通るんだよね。もしよかったら飛行機が通り過ぎるまで雑談に付き合ってくれない?」
空を見ると、小さな点が見え始めていた。それを指さすと、彼女の視線もそちらへ流れた。真っ直ぐに生えた上まつ毛が、目尻のほうで下まつ毛と交差している。トリオン体はこんなところまで再現できるのかと感心する。
「どんな飛行機なんですか?」
「ドリームリフターっていう世界に四機しかない大型貨物機。正式名称はボーイング747-400LCFって、知らないか。ごめんね、おれ飛行機が好きでさ」
「ボーイング……」
それは不思議な声色だった。ただ呟いたのではなく、刻みつけるようでいて、どこか柔らかく、すぐに消えてしまいそうな声。なにかに似ているとおもいながら、飛行機がかたちを帯びるのを待っていると、突然彼女が口をひらいた。
「わたしだったら、絶対に三門市の空は飛びません」
先ほどまで彼女を華奢でおとなしい子だとおもっていたが、はねつけるような物言いに目をまるくする。融通がきかなそうな真っ直ぐすぎる言葉が、無性におれの気に障った。
今じゃなければ軽く流していたかもしれない。けれど飛行機を心待ちにしている状況に水を差された気がして、口のなかがひやりと冷たくなる。
「へぇ、その心は?」
「機体に流れ弾が当たったら墜落するかもしれないからです」
「いやいや、トリオンってそんなに飛距離ないから。どこのポジションか知らないけど、訓練で射程の話されてるでしょ? それに飛行機って案外ずっと高いところを飛んでるよ」
「でも、そのうち空を飛ぶ近界民が出てくるかもしれない……」
「その可能性はなくはないけど、ゲートの位置はこっちが操作してる。すぐに対処できるよ」
「でもリスクはあります。わざわざここを飛ばなくたって……」
おれを論破できなかったことが悔しいのか、彼女の声はかすかに震えていた。初対面の女の子相手にやりすぎたかと、「ごめんごめん」と平謝りすると、彼女は「わたしこそすみません」とこちらを見ずに頭を下げた。
それから彼女はくちびるを噤んだまま、すこしずつ大きくなる飛行機を食い入るように見つめていた。気まずいなら帰ればいいのに、ドリームリフターに興味を持ったのか、逃げたくないとおもったのか、彼女がおれの隣から動くことはなかった。
「やっぱり遠くからでも大きいってわかるね」
「そうですね。なんだろう、変……じゃなくて、普通の飛行機と違う気がします」
「わざわざ言い直すなんて真面目だなぁ。そうそう、ちょっと変なかたちなんだよ。普通はコブみたいに盛り上がってるところが一箇所なんだけど、ドリームリフターはその後ろがもう一段階盛り上がっててさ」
こうした飛行機の話を女の子にしたことはない。飛行機が好きだと言ったことはあるけど、「少年か!」と悪意なく笑い飛ばされた。
あの子のなかには車や電車のように飛行機が愛されている意識が全くなかったのだろう。それを寂しいとか、悲しいとおもったことは一度もない。そのはずなのに、おれはいま、好きなものの話をすることがこんなに楽しいものなのかと、高揚を隠せずにいる。
「写真とか撮らないんですか?」
「ここから撮っても小さいからちゃんと映らないでしょ」
「こういうのは記念だとおもいます」
「それもそうか。じゃあ試しに撮ってみようかな」
「携帯貸してください。撮ってあげます」
「ええ……」
どうやら彼女はおれとドリームリフターのツーショットを撮ろうとしているらしい。いくらなんでも照れくさくてしどろもどろになっていると、ふいに彼女がにやりと笑った。さっきの仕返しのつもりなのか、おれをからかっているようだ。
「あーあ、そういうことしちゃうんだ」
「なにがですか?」
「はいはい。どうせならカッコよく撮ってね」
「善処します」
飛ばされないよう、しっかりと携帯を手渡す。軽く衣服や髪を整えようとしてみたが、この風ではまるで意味がなかった。彼女の前でピースをするのも気恥ずかしく、ポケットに軽く指を引っかけてポーズを撮る。彼女はすこし下がって腰を下ろすと、おれと飛行機が画角に収まる位置を探った。
「いきますよ」
携帯の奥からのぞく瞳の焦点が、おれからディスプレイに移る。カシャ、という電子音が鳴った。撮影したものを確認しようとして動き出そうとしたところに、もう一度シャッター音が鳴る。
「もういいよ、ありがとう」
「あんまり上手く撮れなかったかもしれません」
「大丈夫、モデルがいいから」
自分を指さしてへらりと笑うと、彼女は「そうですね」と言って微笑しながら携帯をおれに返した。
「ちゃんと本心で言ってくれてる?」
「空にスーツの黒が映えていたとおもいます」
「つれないなぁ」
ドリームリフターはいつのまにか頭上をすこし通り過ぎていた。待つのは長く感じたのに、通り過ぎていくのは一瞬だ。
画用紙にクレヨンで描いた線のような飛行機雲がドリームリフターの航跡に長く残っている。空気の湿度が高いのだろう。
「明日は雨が降るね」
「ああ、飛行機雲が出るときは雨が降るっていいますもんね」
反対側の空を見ると、分厚い入道雲が不気味なほどむくむくと発達していた。あの雲を見れば今夜にでも雨が降ることは一目瞭然だが、彼女は真っ直ぐに伸びる飛行機雲だけを見ていた。なぜか、そのまま振り返らないでほしいとおもった。
「そうだね」
おれは腰を下ろすと、彼女と同じものを見つめた。飛行機雲は、入道雲を避けるように、真っ直ぐにどこまでも、消えることなく伸びていた。

「そういえば名前聞いてなかったよね」
ドリームリフターが三門市の空を去ったあと、そろそろ帰ると言いかけた彼女を引き止める。改めて見ても記憶のなかに一致する顔はない。口調から年下であることはわかったが、彼女がC級隊員であることしかわからない。
「犬飼先輩に名乗るような名前はないです」
「あれ、おれのことは知ってるんだ」
「当たり前じゃないですか」
「降格処分になったから?」
「えっと、いえ……」
「冗談」
彼女は一瞬戸惑いの表情を浮かべたが、むっとした顔でおれをやさしく睨んだ。気遣いが沁みて、表情筋から力が抜けかける。おれはすぐに笑みを作り直すと、「なにちゃん?」と彼女に訊いた。
彼女はひらきかけたくちびるを一度結び直し、次の瞬間にはイタズラっぽい弧を描かせた。すこし話して真面目な子という印象があったせいか、この表情は予想外だった。
「もうすこし仲良くなったら教えてあげます」
「へー、意外と小悪魔系なんだ」
「なっ! 違います!」
かっと顔を赤くした彼女に再び冗談だと言ったが、彼女の余熱は冷めることなく白い頬に残り続けた。
「そうしたら勝負でもしようか」
「勝負?」
「おれに名前を教えたらきみの負け。それ以外の方法できみの名前を知ったらおれの負けってことで」
分が悪い勝負なことは承知していたが、なぜか自信があった。三回くらい会って話をすれば、彼女はきっとおれに名前を教えたくなる。そういう予感がしたのだ。
ーーあたま下げろ
彼女はおれの提案したルールを反芻すると、こくりと頷いた。挑戦的な瞳におれが映っている。
「受けて立ちます」
とおくの空で雷鳴が轟いた。もしかしたら雷鳴ではなく、ただの戦闘音だったかもしれない。どちらにせよ、それがおれたちの駆け引きの合図となった。
ーーえー相模湖まできてます
彼女は「それでは」と会釈をすると、塔屋の裏手に消えていった。おそらく彼女は入道雲を見たに違いない。だから彼女はきっと、明日はここに来ない。
ーーはい
広大な屋上にひとり、耳元でぼうぼうと吹く風の音を聞きながら、つい先ほどまでの出来事が白夢中だったのではないかと錯覚する。
ーー JAPAN AIR 123 羽田にコンタクトしますか?
現実である証拠を見るために携帯をひらく。画像フォルダをひらくと、おれの写真があった。ひるがえるネクタイのすこし上に、ちいさくドリームリフターが映っている写真。飛行機はやはり遠すぎてはっきりとは撮れていなかったが、詳しい人が見ればシルエットとカラーリングで判別できるくらいに調整されていた。
ーーこのままでお願いします
飛行機と一緒に写真を撮るなんて、いつぶりだろう。むず痒さを感じるが、それ以上にうれしいとおもえるのは、彼女がおれの好きなものを笑わなかったからかもしれない。
ーーコンタクトしますか?
ーーこ、このままでお願いします
携帯を閉じ、彼女の後を追うように塔屋の扉をあける。風が遮られたせいだろうか、身体がすこしずつ熱を帯びていく。
ーーはい 了解しました
ーースタンバイ おまちください
乱れた髪を整えながら、彼女の名前はなんだろうか、と想像しながら階段を下る。どこのポジションで、どの学校に通っていて、なにをおもってボーダーに入隊したのか。イヤホンでなにを聴いていたのか。階段を下っていくごとに彼女に対する疑問は、ラムネ瓶のなかで浮かび上がる炭酸の気泡のように絶えまなく湧き上がっていた。
ーーこれはだめかもわからんね


……to be continued


20240526

参考文献
「JAL123便 日航機墜落事故の真相」
航空事故調査報告書に基づく操縦室用音声記録装置(ボイスレコーダー:CVR)の記録
://ugyotaku.web.fc2.com/JAL123Sinsou/JAL123_CVR.htm

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