唐突に日常

▼酷いノリです


「ああんルカ様可愛いよルカ様ルカ様ルカさまああああん!」

「おやめなさい、気色の悪い」

「そんな冷たい否素直じゃないところも萌え」

「ちょっとルキ、これをそっちに連れて行きなさい」

「ああんルキ君可愛いよルキ君ルキ君ルキくうううん!」

「ふざけんなこっち向かせんな」

「そんな冷たい否素直じゃないところも激萌え」

「黙れ」「お黙り」

「踏んでくれても…良いのよ…」

「…………………」


なんだろうこの刺す様な目は。というか視線で刺されてる。超刺されてる。

ルカ様こわい。ルキ君もこわい。


「なあんでさー、うちの巡音さんはこうなのー?」

「は?」

「まぁルキ君は分かるけど、ルカ様まで冷たいだけとか信じらんない」

「わたくしも何故これがマスターなのかが理解出来ません。寧ろ貴女は何なの?馬鹿なの?何時爆発するの?何処に売り出せば良いの?」

「ドナドナって悲しい歌だよなー」

「ねえちょっと信じらんない!」


折角フラグ立てたのに、デレじゃなくて激ツンを出してきたよこの子。なにこの子。可愛いんだけど。

ここで女王様スキル発動させて本当に踏んでくれるなら未だしも、敢えてそうしないとかドS過ぎる。

羞恥プレイとかツラァ…


「だからってそのノリは正直引く」

「ええええええ」

「少なからず、俺達はマスターの性格が影響するんだぜ」

「じゃあなんでこんな風になったの?」

「……反面教師?」


真顔とかマジだ。

私はもっとこう、他の家の巡音さんみたいにルカ様とお茶したり買い物行ったり、ルキ君と遊んだり遊ばれたりしたいのに!


「私もみっちゃんちの巡音さんが良いー!」

「「余所は余所、うちはうち」」

「みっちゃああああああん!」


2011/08/24***


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