５２が影を抜けてお金に困った時に出会った少女。伊達眼鏡をかけていて前髪は目までかかるほど長い。父子家庭（母親は他界）で育つが、父親がギャンブルが好きな上に家庭内暴力を振るう。

ある日、女主人公がお金がなく空腹の５２に会うと父親から貰った生活費を渡す。５２が断るも「あなたの方が父が持っているより有意義に使ってくれる」「私より必要だ」「私はまたバイトすれば良いから」と理由をつけて強引に渡してくるので、お金欲しさで５２は受け取ってしまう。
後で冷静に考えてから返しに行こうかと迷いながら女主人公の住むアパートに５２が行くと、父親からお金を無くした(あげた)ことについて怒鳴られ暴行を受ける音を聞く。５２が開いた窓から覗くと、ボロボロになった女主人公と目が合い「大丈夫」と口パクで言われる。５２は目を逸らして、女主人公を助けずにその場を去る。何週間も経った後、貰ったお金で新しい生活にやっと慣れてきたところで女主人公にお礼を言いに会いに行くがアパートは全焼していた。それ以来、近辺を探すが居場所は掴めなかった。

それから１２年後、リヒトが調べた第８の資料で女主人公を見つけるジョーカー。リヒトに「知り合い？」と聞かれて「命の恩人だ」と返す。「やっと見つけたぜ、幸運の女神さん」とか思ってる。資料の写真は相変わらず伊達眼鏡で前髪は長かった。居場所を知ってずっと会うタイミングを伺っていたが、ジョーカーが会いに行くにはリスクが高すぎた。それからしばらくして、桜備救出後にやっとチャンスがきた。第７の縁側に一人いる彼女に声を掛けて……っていう話。

ちなみにジョーカー(５２)はずっと街中で似た人を探していたりするくらい会いたがっていた。命の恩人であり、気になっている女性でもある。桜備救出後からゆっくりと近付いていって、ゆっくりとお付き合いして行ったらいいな。

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