三成の動きが止まったことに気がついたのか、家康がほっと息を吐き出し目をそろそろと開いた。皮肉にも、三成の雄の存在を厭うように固くなっていた家康の腹の中が少し緩んだ。
 三成は反らしてしまいそうになった目を、そのまま据え置いた。鬼畜の所業を責められて詰られても、それは甘受せねばならぬことだ。
 しかし家康が蔑みの目で三成を見ることはなかった。
「みつ、なり・・・刀を、刀を抜いてくれ・・・」
 こわい、と云った家康に戸惑いつつ三成は言われたとおりに家康を縛るために自らの手で地に突きたてた刀を土から引き抜いた。自由を得た家康は肩から力を抜いて、浅い息をついた。
 それを見た三成は鉛を飲み込んだかのような心持になり、鈍い動きで腰を引いた。家康の体がびくりと跳ねたので、思わず動きを止める。見れば、家康の膣口も己の半ば萎えかけた逸物も血と白い体液とで斑に染まっていた。惨状を目の当たりにした三成は背中に冷たい汗が流れ落ちるのを感じていた。
 早く開放せねばと身を離そうとした三成を止めたのは家康であった。





*続きも十八禁です。むしろ、次が一番露骨な描写です。三家ならどんなもんでももってらっしゃいな!という方のみ閲覧ください。

back top

「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -