最近どうもニーハイが気になって、いざ流行に乗らんと 流行りの灰色のニーハイを履き、雨のなか買い物に出かけた。ああ 、そういえばこないだ助けてくれた白髪のヘンタイは同じ学校の同級生だった。知らなかった。


「あれ、こんにちは」


ちょうど思い出した最中、目の前には白髪。なぜだ、なぜここにいるんだ。去れ 去れ 去れ。


「そんなに見つめないでくださいよ照れるなあ」


睨んでんだよヘンタイ。
その場から離れようと、身を翻すと傘の先が自分の靴の中に入ってこけた。我ながらださい。
さすがのヘンタイ白髪も まさか今こけるとは思ってなかったのか目を真ん丸に。ちくしょう、はずい


「…ほんとにドジなんですねえ」

「…感心する暇あったら助けて。」

「クスクス、もちろん」


手を差し延べて、紳士的に私を軽々と起こしてくれた。必然的に立ち上がると身体が密着する。ヘンタイはすぐには私の手を離さず、じいっと下を向いていた。なにかあったのかと視線の先を見れば、私の太もも。

どこ見てんの。
と 白い目で言えば、
僕は 黒ニーハイの方が好みかな。と笑顔で言った。

いやいや、なにしてんのよ



男のロマンについて研究しているだけです。


…意味不明だから






2011/05/29
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