奇妙

『私…言ってないよね??』



「「うん」」



『………』



「ムフフフフ」



「恵里奈キモい」



「ひどっ!!」





恵里奈と雪乃の漫才を聞いていた私は色々投げ出したくなり幸村くんの方へ移動した。





「…良いの??」



『良いの良いの…』



「そう…」



『……あ、アドレス教えてよ』



「あ、うん」





幸村くんとアドレスを交換をした。
私は幸村くんの着信音を何にしようかと悩みながらケータイを弄る



うーん…
やっぱりアレにしよう。
幸村くんの着信音を決め、顔をあげるとニヤニヤした雪乃と恵里奈と目があった。





「なになに!?あの子からメール??」



『……違うわよ』





そんなくだらない話をしていたらいつの間にか17時…
時間が過ぎるの早いなーとか思いながら恵里奈と雪乃をエレベーターまで見送った。
なぜか幸村くんも一緒にお見送り。





「またな!!」



「次は綾菜が来てよ??」



『分かってるよ』



「あ、ユッキーまたねー」



「綾菜に手、出したらダメよ??」



「分かってますよ」



『は??』





バイバイー
と、手を振ってエレベーターに乗った2人を見送った。
多少、疑問が残ったがまあ良いとしよう。



幸村くんとは病室の前で別れ、私はお母さんにメールを送った。
ついでに跡部くんにも同じメールを送る。





"なら荷物持ってやるよ"
そんなメールが届いたのはお母さんとの電話中だった。





『あちゃー…』





42分もお母さんと電話しちゃったよ…
とか思いながらメールを開くと跡部からのと恵里奈からのだった。



"連休泊まりにきいや!!"
そんなメール文と侑士くんと向日くんのツーショット写メが送られていた。



私はツーショットに吹き出して1人ニヤケながらメールを返した。
丁度、夕食を持ってきた看護師さんに奇妙な目で見られたのは気のせいだと思いたい。





最後の病院食
やっと退院だー!!
明日、楽しみだな…




20120226



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