違和感

プリンを食べ2人にポテチを渡した後、千春にプリントを貰った





「あいつも心配してた…」



「あいつって誰です??」



「……零斗」



「『あぁ…』」





ミチルちゃんとハモった…
とりあえず千春から貰ったプリントに目を通す…



うん、特にないかな。
私はプリントを台の上に置いて千春を見る





「な、なんじゃ…」





なぜか真っ赤になった千春…
ミチルちゃんはそんな千春に冷たい視線を送っていた





『ブハッ』





思わず吹き出してしまった…
とりあえずミチルちゃんナイスっ



私が吹き出したせいかミチルちゃんと千春が目を点にしている





『あー…千春は今日どうだった??』



「なんも…」



『そ…ミチルちゃんは??』



「…綾菜先輩がいないのに3人でお昼食べましたよ」



『へー…』





私も一緒に食べたかったな…





「……綾菜先輩すごい顔してますよ??」





どんな顔??
とか思いながら顔を触る…



特に何もなってないけど…





「……綾菜先輩って天然??」



「……多分」



『ん?』





ハーッとため息を吐いた2人
何だかんだ言って仲良しだよね。
そんな2人に私は笑いかけた。





「…綾菜先輩?」



『何??』



「笑いかた…変えました??」



『は…??』





ミチルちゃんは気まずそうに視線を逸らした





「笑いかたが…何か…変」



『え?顔が??』





うっそ…
顔が変なの??



多少ショックを受けた私にミチルちゃんは違う違うと首をふった





「何か…こう……雰囲気が…」



『えー…??』





雰囲気って…
雰囲気って何よ…
そう思ったが考えるのが嫌になり私はベッドに倒れた





『千春ー…ミチルちゃん……ミチルで良いよね??』



「あ、はい…」



「…綾菜ヒマじゃ」



『知らない』



「綾菜のバカ」



『………』



「無視だけはしないで!!」



『そこはなまらないんだね…』



「…ハッ!!」





それから千春がベッドに潜り込んできてミチルちゃ…ミチルも一緒にベッドに入ってきて3人で話をした。



笑顔の違和感
多分、病院だからかな…
笑いかたが違うのは…




20120218



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