引かない熱と優しさと-4/5-






「俺の、舐めながら…自分で触ってみて。ライトの一番気持ちいいとこ」
「…自分で、って…」

思っても見なかったことを言われたライトニングの方はただただ驚きだけに満たされていて、フリオニールを見上げることしか出来なくて。
フリオニールは相変わらずライトニングを見下ろしたまま、その髪を緩やかに撫でている―

「昼間言っただろ?自分でどうにかしちゃうライトの姿を想像したって…今なんか、ほんとに見てみたくなった」
「…どうしてそうなる…」

溜め息をつきながらフリオニールから視線を逸らしたライトニングではあったが、フリオニールがそんなことを望むのは自分に対してだけだというのは重々承知している。
自分以外に女を知らないフリオニールの、純粋な好奇心…それが向けられるのは偏に、彼が自分を愛しているからだと言うことだって分かっている―そう考えると、無下に断ることも出来なくて。
もう一度溜め息をついたライトニングは昂ぶりに添えていた右手を一旦離すと、かわりに左手をそこに添えて再び先端に口付けて舌を這わせる…それと共に、自由になった右手でスカートをたくし上げ、レギンスの上から花芯を撫でる。フリオニールがいつもそうしているかのように。
途端に、フリオニールがいつも触れているのとはまた違う、奇妙な感覚ながらも確かな快感がライトニングを襲う。
軽く指で触れるだけでもじわりと身体の奥に快感の火が点り、それでもだんだんそれでは物足りなくなってくる…まずはレギンスを膝まで下ろし、下着越しに触れる。
既に下着の上からでもじっとりと秘所が湿っているのに気づき、顔から火が出そうなほどの恥ずかしさに襲われはするものの…それで手を止めることなど出来るわけがなく。
夢中のまま、下着も引き下ろして直接花芯を指で転がした。
自分でしていることなのにその感触が強烈な快感を与え声が出そうになって、それを誤魔化す為に昂ぶりをしっかりと咥え込んで舌を動かした。
ちらりと視線を上げれば、フリオニールがなんとも楽しそうな表情を浮かべて自分を見下ろしている。それがなんだか悔しくて、昂ぶりを口に含んだまま先端をちゅうと吸い上げた。

「っ、それは…ダメだ、ライト…」

余裕を浮かべていた表情からその余裕が消え呼応するように乱れた呼吸、それと同時にフリオニールの手がライトニングの肩を押す。自然にくわえ込んでいた唇が離れ、フリオニールとライトニングは自然と見つめ合う形になる。
切なげな表情を浮かべたまま、フリオニールはライトニングと視線の高さを合わせるようにしゃがみ込む。そのままその瞳をじっと見つめ、その肩を力強く抱き寄せた。

「これ以上されたら我慢できなくなりそうだし、もう…」

耳元で囁かれ、フリオニールはそのまま背後にあった木にもたれかかるように座りなおす。そのままライトニングの腰は引き寄せられ…それだけでフリオニールがどうしたいのかが分かって、ライトニングは小さく頷くと先ほどまで口腔内にあった昂ぶりをゆっくりと秘所に押し当ててそのまま深く腰を沈めた。

「…すごい…とろとろになってる。自分で触って、こんなになってるんだ」
「いちいち、言うなと…何度言ったらっ…!」

反論しながらもボールが弾むように腰を動かし、時にフリオニールに下から突き上げられ…動くたびにじゅぶじゅぶと激しい水音がその場に響き渡る。そして、その水音と共に…間近で聞こえるのはフリオニールの吐息。


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