リクエスト作品 | ナノ






おまけ

「そういや、大会の優勝賞品とかなかったの?」
「賞品…まぁ、一年間お菓子食べ放題の券は貰ったが、度々来れる様なもんでもないしな」
「ナマエの能力なら全然平気じゃね?」
「……お前、俺がいなくても仕事するのか?」
「……」
「それに、賞品よりも良いもんがあったからな」
「?」
「…ふふ」

「ママ!フィユタージュ島から今年一番のパイが届いたよ!」
「やっときたか…待ってたよ」
「美味しそう!美味しそう!」
「(サクサク)ん〜〜!美味い!今年の優勝者は中々の腕だねェ」
「えーっと、今年の優勝者は〜〜……ナマエ!ナマエだって!」
「…何ィ!?ナマエって、あの"烏"かい!?」
「ママ!手紙が一緒についてたよ!」
「なになに…―――――」

「そういや、ナマエ隊長何も問題起こしてなかったみたいで良かったですね」
「…そうだといいが」
「ちょ、不安を煽るようなこと言わないで下さいよジョズ隊長…」
「聞こえるか?さっきから電伝虫の音が鳴り続けている」
「え、…あぁ、そういえば」
「恐らく方向からしてナマエの部屋からだ。そして、いつもならナマエは電伝虫が鳴ればすぐに取る」
「……」
「しかも電伝虫のあの必死な音……相手方はかなり強い怒りを抱いていると見える」
「…ナマエ隊長、島に降りて何してたんですかね」
「…大会に優勝しただけじゃないことは、確かだな」





→後書き


 

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