「キッドー」


「あ?なん……ぐもぉっ!?」


…―ぐっしゃああああ!!


「………何事だ」


「あ、キラー」


「キイチ。何でお前がここにいるんだ?」


「ん、ちょっと野暮用」


「…ちなみにそこに倒れているキッドの顔に押し付けている物は何だ」


「アップルパイ」


「………そうか」


「むぐぉおおお!?」←キッド



キイチに押さえつけられたままじたばたと暴れるキッド。ちらりとそれを見たキイチはキッドの上のアップルパイを更にぐりぐりと押し付けた。



「…!?…っ!……!!」


「そろそろ止めてやれ。窒息するぞ」


「大丈夫。キッドだから」


「その自信はどこからくるんだ」


「〜っぷは!おいこらキイチ!!俺を殺す気か!?」


「いや、別に」


「もっと感情を込めて否定しろよ!」


「喧しい」


「ぶふっ!?」



窒息死することだったんだぞ俺!?と騒ぐキッドの顔面にキイチはタオルを投げつける。いきなりのことで驚いたキッドだったが、タオルの意味が分からずに首を傾げた。



「…タオル?」


「顔拭け。汚い」


「言っとくけどお前のせいだからな!?」


「そんな事よりキッド。味はどうだった?」


「(そんな事!?)…味?」


「俺が作ったアップルパイの味」


「あのアップルパイはキイチが作ったやつだったのか!?」


「つっこむとこはそこなのかキッド」


「エースはあんな感じでもちゃんと食うぞ?」


「お前の弟と俺を一緒にすんな!!」


「じゃあいらないのか?」


「いる」


「即答か」







Happy Birthday Dear KID!


(じゃあ今度はちゃんと口開けろよー)
(普通に食わせろよ!?)
(せーのっ!)
(あれ!?何でキラーたちまで構えてるんだ!?)

(((ハッピバースデーキッドー!!)))

(!!おま…………もがっ!!)



*・*・*・*・*


ごめんね閣下!←
今さっき思い出したんだよ!

急いで書いたから内容はgdgdです。
とりあえずギャグにしようかとは思ってましたが(笑)

こんなんでごめんよキッド!\(^o^)/
一応言っとくけど誕生日おめでとう!


ちょっと補足ですが、キッドは皆に言われるまで自分の誕生日だって事忘れてました。そんで、キイチに祝ってもらえてちょっと感動してる時にまたしてもぐしゃっと(笑)


その後ちゃんとキッドがおいしくいただきました☆(´∀`)



皆さんは食べ物は粗末にしちゃいけないですよ!!(お前が言うな!!←キッド)






→(おまけ)


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