「はぁ……」
「どうした?珍しく溜め息なんて吐いて」
「ペンギンか…」
「あぁ、お前が仕事をしないからほどんど全ての書類処理をしているペンギンだ」
「少し悩んでいることがあってな…、聞いてもらってもいいか?」
「構わないが…本当に珍しいな、お前が誰かに相談するなんて」
「それほどに真剣な悩みなんだ。真剣に聞いてくれ」
「分かった」
「本気で俺は真剣なんだからな!真剣に聞けよ!」
「分かった」
「マジで真剣なんだぞ!!」
「分かってるから早く話せ、しつこいぞ」
「あぁ…………俺のアルが可愛すぎて下半身が反応しすぎるんだがどうしたらいいと思う?」
「そうだな、刑務所へ行けばいいと思う」
「馬鹿野郎!俺のアルを置いてそんな豚箱へ行けるか!!」
「そうだな、アルの生活費が僅かでも少なくなってしまうのは避けなくてはいけないとは思う」
「あぁ、アルの生活費に関しては俺の給料の8割方を捧げてもいいと思ってる」
「そうだな、むしろ10割やってもいいと思う」
「確かにそうしたいところだが…残りの2割は俺のアル専用アルバムを作るためにも必要なんだ」
「そうだな、無駄遣いしてないで全部アルにやってやればいいと思う」
「無駄遣いじゃないぞ!他にもアル成長日記を書いたりアルにメイド服やナース服を買ってやったり『ピー(自主規制)』のためにミルクアイスを買ってきたりしている!全てにおいてアルのためだ!!」
「そうだな、やっぱりお前は刑務所へ行けばいいと思う」
「おい、真剣に聞いているのかペンギン!?」
「ここまで俺が正論を言っているのに真剣に聞いていないとでも思うのか?」


『…私、早退してロー兄のアルバム全部粗大ごみに出してくる』
「…頑張ってね、アル」
『…ありがと、ナミ。あとペンギンさんにお礼言っといて』
「…分かったわ」


兄妹の悩み
(兄が変態すぎてどうしたらいいのか困ってます)

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