『山本先生に何をしたのロー兄』
「山本先生は産休及び育児休暇だ」
『山本先生に何をしたのロー兄』
「山本先生は産休及び育児休暇だと言ってるだろう」
『山本先生に何をしたのロー兄』
「…ふふ、分かったぞアル。ずっと俺の声を聞きたいということだな」
『信じられないから聞いてるんだよ!山本先生に何をしたのロー兄!』
「アル、アル、落ち着いて!」
「そうだよ、お兄さんを信じてやれって!」
『ウソップはロー兄の事知らないからそんなことが言えるんだよ馬鹿ー!』
「俺が悪いの!?」
「アル、そんなやつを罵るくらいだったら俺を罵ってくれ!」
「何か変な事言ってるこの人!」
『ウソップの馬鹿ー!!』
「だから何で俺ー!?」
「落ち着きなさいってアル!」
『うわあああんナミイイイ!』がばっ
「アル、そんなやつに抱き着くくらいだったら俺に」
『ナミをそんなやつ扱いするロー兄なんか嫌い!馬鹿!隈!変態!もこもこ帽子!』
「なっ…!?」
「(…帽子って悪口に入るのか?)」
「………」
「?おい、ロー。どうした?(流石にアルの『嫌い』発言は堪えたか?)」
「…………こ…これはこれでアリかもしれない…!!」はあはあ
「アル、今の発言全部取り消してくれ。ローが変な扉を開きそうだ」

≡≡≡≡≡≡

「…で、本当に臨時保険医になったんですか?」
「あぁ、学校から病院へ直々に電話があったんだ」
『嘘だ絶対に嘘だそんなの絶対に信じないんだから…!!』
「…本当は俺一人で良かったはずなんだが、ローが俺も行くって聞かなくてな」
『ほらみたことか!』
「アル、本当に落ち着いて。キャラが分かんなくなってきたから」
「ふふふ、アルは俺と学校でも顔を合わせられることにこれまでにない喜びを感じているんだな。俺には分かるぞ、アルの嬉しいという気持ちが」
『明日から山本先生が帰ってくるまで私学校休む』
「嬉しいという気持ちどころか登校拒否の気持ちを示したけど!?」
「待てアル、早まるな。山本先生が帰ってくるまで何日あると思っているんだ。産休と育児休暇を合わせて最低でも1年近くはあるんだぞ。それまでずっとアルの成績が下がってしまう。それを考えたらローが学校にいるということくらい耐えられるはずだ」
「凄く真剣に考えてくれてるけど最後の一言が酷ェ!」
『うっ…ロー兄のせいで私の成績が…!そんなの耐えられない…!!』
「アル、大丈夫だ。アルの体調が悪くなったら俺がアルをお姫様抱っこをして病院(という名の俺とアルの愛の巣)まで運んでやるから」
『そんな心配はしてないしロー兄の下心丸出しのセリフに幻滅だよ早く病院(精神科)に行ってー!!』
「頼むからいつもの冷静なアル帰ってきてー!!」
「……これから大丈夫だろうか」
「……大丈夫じゃないでしょうね」


思考回路、混乱中
(唯一の憩いの場が!!)

つっこみ頑張れウソップよ( ^ω^)
実はこれ、正月の拍手ネタ書く前に書いてた話だったりするのでちょこっと似たところがありますね。気付きましたかね?気付いても何もないですが←

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