「うぐぉおおおおお…」
「何だ?地響きか?」
「違うな、地鳴りだ」
「それも違う、ボニーの腹の音だ」
「お前らぁ!あたしが苦しんでるってのに笑ってるんじゃねーよ!」
「どうしたボニー。俺で良かったら手伝うが」
「流石親父っ!助けてくれ、明日提出なんだ!」
「レポートか、ふむ……」
ぺらっ…ぺらっ………
「……栄養学は俺には分からん」
「役立たずー!」
「俺が悪いのか?」
『お姉ちゃん、どうしたの?』
「…レポートが終わらない」
「自業自得だろ」
「課題は出されたその日にやるべきだ」
「休みのうちにやっときゃ良かったのによ」
「うっせー!キッドにレポートの苦しみなんか分からねーくせに!」
「おま、中卒馬鹿にすんなよ!」
ぎゃんぎゃんぎゃんぎゃんgy(ry
『えーっと………私、晩御飯の買い物行ってくるね?』
「あぁ…そうしてくれ、アル」

「レポートなんて適当に書いたらいいだろうが!」
「あの教授に適当なんて通じないんだよ!」
「あれだ、賄賂持って行け」
「黙ってろ中卒!」
「全国の中卒に謝れ!」
「…その教授の名前は?」
「あ?確か……、田中太郎だった気がする」
「そんな名前の日本人いたんだな…」
「お前こそ全国の田中太郎さんに謝れよ」
「……よし、明日その教授は現れないから安心しろ」
「ちょっと待てホーキンス」
「何だ、親父」
「親としてその先の行動を許すわけにはいかん」
「…先週、わざわざ国外電話をしてまでアルに付き纏ってた男達の処理を頼んできただろう」
「それとこれとは話が別だ」
「何!?アルにストーカー行為をしている野郎がまだいたのか!?」
「俺がこの前何人か潰したぞ?」
「そのお零れだ。皆、原因不明の下痢で病院送りになったがな」
「お前のやることって本当えげつないよな…」
『(入るに入れない…)』

つまり、課題はその日にやりましょう
(あれ、そんな話だったっけ?)

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