「そういやアルって好きな奴とかいないのか?」 『…いきなりどうしたの?お姉ちゃん。珍しく真顔だと思ったらいきなり変な事言い出して…ロー兄の菌にでも侵された?』 「アルこそいきなり酷いな…」 『もし私に好きな人がいたとしても、ロー兄に即暗殺さちゃうと思うけど』 「否定できないのが悲しい」 『そういうお姉ちゃんこそ好きな人いないの?』 「飯食わしてくれるやつ」 『うーん、簡潔過ぎる』 「アルは?」 『どうしても聞きたいんだね…』 「なー、アルは?」 『いないよ』 「アルはー?」 『お姉ちゃん近いよ。いないってば』 「せめて好みとか!」 『(何でそんなに必死なんだろう…)』 「アルー!」 『……年上の人、かな?』 「へー、エースとか?」 『エース先輩は格好いいけど…お兄ちゃんみたいな感じだよね』 「根っからの兄貴体質だもんな、アイツ。他には…ペンギンとか?」 『ペンギンさんも素敵だよね、いい人だし。ロー兄の前では絶対言えないけど』 「ローの前でそんな事言ったらあいつ即死だな。シャチは?」 『シャチさんは……可愛いよね、犬みたいで』 「犬かよ。他に誰がいたっけ…」 『あ、雨振降ってる。キッド兄傘持って行ってなかったような…大丈夫かな』 「お、キラーなんてどうだ?」 『……え』 「(え、何この反応。アルの顔が真っ赤になった)」 がちゃ 「ただいま…」 『……ごほん。キッド兄、また傘忘れたてたよね?タオル…』 「お邪魔します」 『……』 「あー、キラーも一緒に居たから連れてきた。こいつにもタオル貸してやってくれ」 『……き、』 「き?」 「…どうした?アル」 『キラーさんがいるなら先に行ってよキッド兄の馬鹿ー!』 「…キッド、俺はアルに何かしたか?」 「……さァ?」 「お前等タイミング悪いなぁ…」 「「?」」 Girl's Talk? (へ、部屋着のままなのに…!!) ←戻る |