Dグレの世界に行ってみる7

コムリンから逃げて少し隠れている間にアレンとトムに事情を説明するリーバー。

「まあ、ぶっちゃけていうとコムリンが室長のコーヒーを飲んで暴走したんだよね」

それをかなりまとめてレイが説明する。
ぶっちゃけ過ぎだろ、とリーバーは思った。

「(アホくさっ!)…あ、リナリーは大丈夫なんですか?」
「コムリンの麻酔針くらって眠ってるだけだ」

そういうと、リーバーは壁にもたれてため息をついた。

「楽になりたいなんて思ったバチかなあ…」
「え?」
「お前達は命懸けで戦場にいるのに、悪いな。おかえり」
「まあ、こっちもこっちで色んな意味で戦場ですけどね…」
「ははは。…アレン?」
「え、あっはい!」
「アレン、けがが痛むの?」
「何だよ。もしかして前の任務の傷が痛むのか?報告はもらってるぞ」

ぼっとしているアレンに話しかけるとハッとした顔をして、「いえっ、平気です」と答えてヘラっと笑った。

「た、ただいま」
「おかえり、アレン」

そういって、レイがいえば、アレンは固まった後に下を向いた。

(班長、あたしなんかしました?)
(いや、うん。まぁ、ほっといてやれ)
(?……はーい)
(おおーい、無事かー!!?)
(室長!みんな!)
(あ、みんま。これまた、すごいもんに乗ってますね〜)
(だな)




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