流された先は 1






頭がぼんやりとして視界が暗い
というか眼を閉じているから当たり前なんだろうけど、




「起きます、」




眩しい太陽光に何度か眼を閉じてしまってたけど、
それでまもゆっくりと眼を開けるとどこかの部屋

物が少なくて、でも殺風景という訳じゃなく必要最低限の物しか置いてない部屋


あぁ、そうか。そういうことか




「ここは僕の部屋で僕の家なんだな…」




あれからどうしたんだったっけな…
確か、何かよく判らないけど落ちていつの間にか気を失って…

あぁ、それで現在に至るって訳か。
うーん、どうしようか
こういうことは今決めてかないといけな[ぐきゅるるる〜]




「とりあえず…何か食べよう」




体は随分と正直なようで、
どこかの漫画とかでありがちな音を立て栄養をまだかまだかと僕に空腹を訴えてくる

仕方がない…か。
考えるのは後にしよう。腹が減ってはなんともならないしね




「食べれる物…あるといいな……」




ぼくの家なら尚更だ
何かあることを祈ってぼくは部屋を出た



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