*悲恋 *順チド前提 Go→
繋いだ手は、いつか離れるもの。 幸せなんて、いつかは壊れてく。 何てネガティブなんだろう、とか 何て絶望的な想像なんだろ、とか。
色々考えるけど結局、私の抱える想いが報われる事は無いんだね。 だって君には何にも代え難い程大事で、大事で大事で…大切な人が、居るから。
Just be,
「悪ィ、今日はチドリの見舞い行ってくるわ」
「あ…うん、良いよ」
コミュニティ。 一番最初、事の発端。 ベルベットルームで告げられた、コミュニティを育てる行為…それが停止する事が有るんだなぁ、とついこの間気付いた。 いつもの曜日に順平を誘うと、すまなそうに謝られただけで今回のコミュニティ活動は不成立。 仕方無く、行く当ても無いから屋上へ足を向ける。屋上は涼しくてでも暖かくて、柵に寄って見下ろすと沢山の生徒の中に順平を見付けた。
チドリさんの、お見舞い。
相手はストレガなのに順平が行くのはやっぱり、そこに特別な感情が有るからなんだろうか。寧ろそれ以外、考えられない。 一つ溜め息を零せば、醜い感情が心一杯に広がった。空は真っ青なのに、私のそこは真っ黒で真っ暗で、何も見えない。 私の方が先に順平を好きになったのに。 私の方がずっと順平と一緒に居るのに。 なのに、順平は、チドリさんを選んだ。 私には魅力が無かったんだって、結局友達止まりだったんだって、分かってるのに。 嫉妬しか出来ない自分が、嫌になる。 嫉妬したって順平が私を見てくれる訳でも無い。今のままが一番なんだって、言い聞かせる。 嬉しそうに、軽やかな足取りで校門をくぐる後ろ姿。 チドリさんが、羨ましいよ。 順平に、好かれてる。 順平に、大事にされてる。 多分順平は、私の事を好きで居てくれている。けどそれは、あくまで友人として。 それに、順平は私がリーダーで有る事をあんまり良く思っていない。 だから、きっとそんな風に思って貰える事なんて、先ず無い。
もし、私にペルソナ能力が無かったら。 転校して、普通の学生と同じように何も知らず知らずに平和な日常を過ごせていたら。 順平は、私を見てくれたんだろうか。
もしも、を考える度に視界が淀む。 もしも、もしも、もしも。 沢山の可能性を考えるけど、結局現実に変わりは無い訳で。 無意味なのに可能性を探してしまうのは、まだ彼の事を諦めきれないから? 好きになった人が自分を好きになってくれる事なんて先ず無い。 好きなのに。離れ難いのに。 私は気持ちを伝えずに、隠して彼と友人として付き合っていくしかない。 伝えたとしても、何も変わらないから。 困惑させるだけで、気持ちが変わる訳じゃない。自分を騙して、納得するよ。
順平が憎たらしいくらい、好き。 (どうしよう、涙が止まらない)
私の、初恋。 (君じゃなければ、)
初恋が叶わないって、本当なんだね。 (笑っていられたのかな、?)
「ばいばい」
恋心、それから、大好きなひと。 (忘れられない恋になった)
愛してました、出来れば言いたかったけれど(それも叶わないから)。 (本当は忘れてしまいたいけど)
(でも、もう仕方無いよ) (私に出来るのは、二人の幸せを、)
(、願う事だけ。)
突発的に。 没ルート見てて思った事と、 巡音ルカのJust be friendsを聴いて。 結局順平とは友達が良いんでしょうね… しかし乱雑極まりないな。
_____20100915修正
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