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アーティ









*元リハビリ文

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「んぬう…」また変な声出してる。パレットを片手に大きなボードの前で首を傾げるのは、ヒウンシティのジムリーダーで有るアーティ。ぺたりぺたりと筆を入れては眉間に深く皺を刻んでその手を止める。納得がいかないと言った風の表情は、話しかけ辛いんだけど話し掛けても無問題なんだろう。暫くするとアーティは徐にパレットをボードを支える枠に置いて、隅の方へ寄せた。「どうしたの?」「何か上手くいかないからさー、今日は中断するんだ。でも絵って日が立つと重ねられなくなるからねー」困ったように溜め息を吐くアーティ。マイペースで悩みなんてすっ飛んでいそうなのに、絵とポケモンに対しては人一倍に真剣。あーあー、とかぼやいてる。「ねえアーティ、バトルしよう」「バトル?何で?」「気分転換!」「うむう……んー、うん、良いよー」またあの奇声に次いでうーんと腕組みした形で悩む。何て言うか外に出るなあ、アーティは。ちょっとしてから腰からモンスターボールを外す。ジムリーダーだから強いけどお世話になっているところも有るし、偶には良いよね。


我らが可愛いジムリーダー孝行






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