TEAR

 夏の陽射しに負けないくらい君の笑顔は眩しい。


 僕は笑いかける君に返す笑顔を持たない。


 君の弾ける笑顔をみんな眩しそうに見つめ笑い返す。

 僕に出来ない自然な笑顔で。


 いつか君と笑いあう事の出来ない僕は君を失うのかもしれない。


 そんな耐え難い苦しみを味わうならば、君を閉じ込めてしまおうか……

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