2
「「「お邪魔しまーす」」」
「いらっしゃい。ゲーム持って来た?」
「もちろん!」
「バッチコイだよ!」
放課後。私の家に集合した3人。
私の家、いろいろ都合がいいんだよね。親は帰りが遅いし、妹も保育園でいないし、パソコン自由に使いたい放題だし、私の部屋がそれなりの広さだし。
部屋にエアコンもあるから、自室は私の心のオアシスだ。
「何するー?」
「ポ○モンしたい!」
「共通してるソフト、DPだけだよね」
「オッケー。やるべ」
DSにカセットをセットし、電源を入れる。
久々にやるなぁDP。今はXYやってるし。
「無難に通信対戦?」
「4人いるからダブルスだよね。誰と組む?」
「祐香、いっちゃんとがいい」
「じゃああたし芹嬢と組む」
私となっちゃん、いっちゃんと奥ちゃんのチームで別れポ○モンセ○ターの2階へ向かう。
一番右端にいる女の人に話し掛け、ダブルバトルを選択。
「リーダーどうする?」
「面倒だから芹都ちゃんに丸投げで」
「私ですかい。いいけど別に」
「ウチ等はグループに入ればいいんだよね」
設定を難無く終えて、部屋に入る。
ダブルバトルでレベル無制限。伝説、幻なんでもアリ。まぁレベルは自動的に50に合わせられるけど。
アップテンポの曲と共に、戦闘が始まった。
セリト・ナツミ
エンペルト・ダークライ
VS
いずも・ゆか
ゴウカザル・ディアルガ
「おおう。いきなり伝説ポケVS幻ポケですかいな」
「「強そうだったから」」
「そんな理由!?」
「ダークライって可愛くない?」
「ディアルガ、育ててないけど丁度いいかなって」
「せめて少しは上げた奴を出そうよ奥ちゃん」
「芹嬢はエンペルトなんだね。予想通り」
「私、パーティーメンバーしかまともに育てないから。いっちゃんこそ、ゴウカザルなんて珍しい」
「そう?」
いっちゃんはドラゴンマスターと言ってもおかしくない程のドラゴンポケモンの使い手で、育てる為なら時間を惜しまない。
ぶっちゃけるとドラゴン好きなのだ。極端な。
だからXYで出たフェアリータイプはあんまり好きじゃないらしい。
ドラゴンタイプ、弱くなっちゃったしね。
[*prev] [next#]
[ 2/4 ]
[mokuji]