「「「お邪魔しまーす」」」

「いらっしゃい。ゲーム持って来た?」

「もちろん!」

「バッチコイだよ!」


放課後。私の家に集合した3人。

私の家、いろいろ都合がいいんだよね。親は帰りが遅いし、妹も保育園でいないし、パソコン自由に使いたい放題だし、私の部屋がそれなりの広さだし。

部屋にエアコンもあるから、自室は私の心のオアシスだ。


「何するー?」

「ポ○モンしたい!」

「共通してるソフト、DPだけだよね」

「オッケー。やるべ」


DSにカセットをセットし、電源を入れる。

久々にやるなぁDP。今はXYやってるし。


「無難に通信対戦?」

「4人いるからダブルスだよね。誰と組む?」

「祐香、いっちゃんとがいい」

「じゃああたし芹嬢と組む」


私となっちゃん、いっちゃんと奥ちゃんのチームで別れポ○モンセ○ターの2階へ向かう。

一番右端にいる女の人に話し掛け、ダブルバトルを選択。


「リーダーどうする?」

「面倒だから芹都ちゃんに丸投げで」

「私ですかい。いいけど別に」

「ウチ等はグループに入ればいいんだよね」


設定を難無く終えて、部屋に入る。

ダブルバトルでレベル無制限。伝説、幻なんでもアリ。まぁレベルは自動的に50に合わせられるけど。

アップテンポの曲と共に、戦闘が始まった。


セリト・ナツミ
エンペルト・ダークライ

    VS

いずも・ゆか
ゴウカザル・ディアルガ


「おおう。いきなり伝説ポケVS幻ポケですかいな」

「「強そうだったから」」

「そんな理由!?」

「ダークライって可愛くない?」

「ディアルガ、育ててないけど丁度いいかなって」

「せめて少しは上げた奴を出そうよ奥ちゃん」

「芹嬢はエンペルトなんだね。予想通り」

「私、パーティーメンバーしかまともに育てないから。いっちゃんこそ、ゴウカザルなんて珍しい」

「そう?」


いっちゃんはドラゴンマスターと言ってもおかしくない程のドラゴンポケモンの使い手で、育てる為なら時間を惜しまない。

ぶっちゃけるとドラゴン好きなのだ。極端な。

だからXYで出たフェアリータイプはあんまり好きじゃないらしい。

ドラゴンタイプ、弱くなっちゃったしね。



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[mokuji]



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