「言っとくが」 「あ？」 「オレは誰よりあいつを好きであると自負している」 「はあ？お前寝てんのかよ、とんだ自信だな！」 「実際にそうだからな。ついでに言うと、あいつもオレを一番好きだと思うが」 「どうしてそう言える？証拠はあんのかよ」 「無い」 「ハッ！証拠もねえくせに何言ってんだかなあ咲山くんよぉ！」 「そういうお前はあいつが好きらしいな」 「あ？そうだよ。それがどうした」 「そうと分かれば話は早い。今ここでお前を殺…殺る」 「いや、どっちも同じ意味じゃねーか！言い直す必要ねえだろ！」 「ここに一本の釘付き金属バットがある。分かるか？」 「いや分かるけどよぉ！これから何しようとしてんのかも予想付くけど！」 「頭はそこそこいい奴のようだな」 「そういうお前は馬鹿だろ！」 「馬鹿で悪かったな。とにかく邪魔者は消えてもらう」 「え…？マジかよ!?ま、待て、ちょ、それ犯罪…ぎゃあぁぁ!!」 |