※会話文のみ 「僕の名前をどう思う?」 「照美は女の子だし、アフロディは自惚れてんじゃないかと思う」 「酷評だね」 「どうも」 「褒めてないよ。それより、照美の時の僕とアフロディの時の僕とどちらが好きだい?」 「どっちも同じじゃないですか」 「そうきたか」 「何?何か理想とする返事があったの?」 「どちらの僕も好きだよって言ってくれるかなって」 「自惚れないで」 「ごめん。それとさ」 「何?」 「君は初めどちらの僕を好きになったの?」 「えーどっちだったっけな。うーん…」 「ほら」 「うん?」 「矛盾してるよ」 「…あっ」 「照美もアフロディも変わらないと言った君が何を考えると言うんだい。君はこの問いに“どちらも同じ人間じゃないか”って答えなければいけないんだよ」 「ねえ」 「何だい?」 「人間なの?神じゃなくて?」 「えっ、まぁ…うーん人間…神…」 「神だとか答えたら一週間縁切るから」 「えっ」 「だから自分を神だとか言って自惚れないでね」 「ごめん」 矛盾 |