神のアクアなんかに頼って、いつからそんなに弱くなったの、と僕を殴った君の頬に光るものを見た。

ごめん、
そんな言葉が欲しいんじゃない

君は怒鳴り泣いた。弱かった僕が招いた涙。もう泣かせないって約束したのに、また破ってしまった。すまないとか、本当に申し訳ないとか、そんな言葉言わせないくらいに君は怒り悲しんでいて、僕は何も言えず、言わず、愚かすぎた自分を恨み憎んだ。

許されないことを、した。

君は泣いて泣いて僕に言った。




わたしがあなたのアクアになりたかった




震える手で強く抱きしめた。






弱者の傷




 

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