※夕香ちゃんと花火師のお兄さん
夕香ちゃん18歳設定




夏になると河川敷で毎年花火が上がる
10年たった今でもそれは変わらない
昔はお兄ちゃんと来ていたけれど、大人になったお兄ちゃんはもう一緒には来てくれない
だけど今年は…

「こんばんわ」
そう言って私はお兄さんに近づく
「あ、やあ今年も見に来てくれたんだね」
この日だけは、普通の祭りでは着ることのない浴衣を来て、いつもはしないメイクをして、髪の毛もちゃんとセットする
お気に入りのピンクの浴衣は、高校生になった年の夏にお兄ちゃんが買ってくれたものだ
「お兄さん、今年は何発あげるの?」
「去年よりも少ないかなぁ」
「えー」
「でも去年よりも綺麗な花火をあげるよ」
「本当?」
「うん。今年はお兄さん頑張ったんだ」
「そうなんだ!楽しみだなぁ」
「あ、もうすぐ花火あげるよ」
「ここにいても良い?」
「でもここは真上だから綺麗には見えないよ」
「でもお兄さんと見たいの。だから、ここにいてもいい?」
「えっ?…うんいいよ一緒に見よう」



好きな人がいます
その人は年に一回しか会えません
その人は私より年上です
その人は毎年きれいな花火をあげます
はじめて一緒に花火を見ます
真下から見た花火は形がわからなくて、とても綺麗とは言えないけれど、とても大きくて、とても素敵なものでした
お兄さんは言いました
来年も再来年もその次の年もずっと一緒に見てくれない?と
もちろんわたしもそのつもりです




-------------------
はい
なかちクオリティでたーーーー
中途半田がなかちのポリcはい黙ります
お兄さんかおじさんか迷いました
10年後夕香ちゃんが18歳という設定には無理がありますね
だって、どう見たって夕香ちゃん6歳ぐらいだもん小1だもん
お兄さんを誰にしようか迷った結局誰だろうね
夏といえば花火!!!



( back )

「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -