女の子とセックスしたらどうなるのかな。

「フブキ、ごめんね。」
「ナマエ…何考えてるの?」

怯えたように目を見開くフブキを押し倒してキスをした。
小さい頃から私の名前を呼んでくれるフブキの小さな口はずっと見てきた。見てきたけど触れた事はなかった。今、初めて触れた。ちょっと嬉しい。
同じようにフブキの名前を昔から呼んで、今さっきまでフブキと同じお酒を飲んだ私の口は彼女の口をなるべく淫らに掻き回す。
フブキは抵抗しない。抵抗しないのもなんとなくわかっていた。彼女にとって私は一番の友達だから。

だから、どうしても口をついて出る謝罪の言葉。同じ女の子であり、信用を置いていた友人が突然襲ってきて、フブキはきっと驚いて傷ついてるから。

「フブキ本当にごめんね」
「ナマエ、」
「ごめんね」
「…もう、謝らないでよ…!!」
「フブキ、」

言葉で突き放されたと思って一旦顔を離す。私から仕掛けておいて、私自身フブキに嫌われるのがまだ怖いみたい。我儘で贅沢な頭だなと思う。友達のままでいたいのに、友達から先に行きたいなんてね。でも抱き寄せたフブキの腕は私の肩に置かれたままだ。突き放しもしないそれは、私達がこれから流れ着く先を肯定してるの?

フブキは良いの?
もう、ただの女友達から先へ進むのよ?
私は、後戻りなんかできないよ。

フブキから少し離れておもむろに服を脱ぐ。
キャミソールを脱いで、ブラジャーを外し、タイツも脱いでショーツ一枚になった。パンイチだ。
フブキはびっくりして私の身体を凝視する。

「フブキも脱ぐんだよ」
「や、ちょっ、と…!」
「だって、暑いじゃない。」

あと邪魔。フブキの黒い服はとってもフブキに似合ってる。真っ黒なワンピースの裾に手を伸ばして結構乱暴に脱がせようとしたけれど、フブキは抵抗せずに大人しく脱がされブラジャーとショーツ一枚になった。
その間もずっと顔を真っ赤にして私にされるがままのフブキは俯いて目を合わせようとしてくれない。揃えられた黒い髪が小刻みに震えてる。かわいい。

「フブキは男の人とこういう事、したことある?」
「な!…あ、あるわよ」
「わたしも」

まだ恥ずかしそうに話すフブキが可愛くて、にっこり笑って抱きしめる。

「じゃあ、女の子とこういう事、したことある?」
「…ないわよ…」
「わたしも」

女の子の肌って柔らかくてすべすべ。フブキだから尚更真っ白で、細いところは本当に骨と皮だけみたいに細いけど、柔らかいところは指先が埋まるくらいに柔らかい。ゆっくり彼女のブラジャーを外してお互いの胸をくっつける。フブキの身体は本当に柔らかくて冷たくて、少しお酒で火照った私の身体に染み渡って

フブキはまだ恥ずかしそうに震えてる。

あんまり恥ずかしがらないで、その可愛い顔を見せてよ。

これからすること、わかってるでしょ?なんにも怖いことなんかないのよ。

大丈夫、女の子同士なんだから。




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