「うぜぇ」

「急に何?晴矢が一番うざい」

「んだよくそ女」

「ほら、そういう口悪いところ。本当うざい」

「黙れよ。誰もお前がうざいとか言ってねぇだろ」

「うざいうざいうるさい。うざ雲」

「喧嘩売ってんのか?よし、買ってやる」

「別に売ってないし。喧嘩は非売品です」

「うぜー」

「ほんっと口悪いよね、晴矢って。」

「マジで黙れ。俺の話を聞け」

「…なに?」

「今日、ヒロトに晴矢って童貞だろ?はは、うけるーって言われた」

「へぇ、童貞なんだ」

「ちげぇし!」

「えっ…違うの?」

「ちげぇよ馬鹿!お、俺が童貞なわ、け…ないんだからな!クソアマァぁぁ!」

「晴矢?おーい!どこに行くのー?」

「奴は童貞だ」

「うおっ!?風介?」

「そんなに驚くな。私の方が吃驚する」

「ごめんごめん。…晴矢って童貞なの?」

「それ以外は考えられない」

「へぇー。あ、風介も童貞?」

「…そんなことを聞くな」

「風介ぇぇ!そいつに何教えてんだよ!?こんの、厨二!余計なこと言うなよ×××!」

「なんか、放送禁止用語を叫んでるけど…風介?」

「あの単細胞…!良いだろう、その喧嘩言い値で買ってやる。貴様は私を怒らせてしまった。その代償、払ってもらうぞ!」


「二人とも×××ってことで」



(100607)