キリ番hit 琥珀様 姫丸様
魔法パロの続編

同じリクエストだったのでまとめてしまいました
面倒くさがりやな管理人でサーセン

























「ようこそ大川魔法魔術学園へ!一年生の諸君!私は魔法史を担当している土井半助という!よろしくな!」

「良く来た一年生。私は変身術授業兼飛行訓練担当講師、山田伝蔵だ。」

「初めまして……一年生の皆さん…。私は闇の魔術に対する防衛術の授業兼、天文学の担当講師…斜堂影麿です…」

「ようこそ呪文学の授業へ。私は講師の野村雄三という。宜しく頼む」

「魔法薬学担当講師、安藤夏之丞です。ま、みなさんみたいな一年生が魔法薬学を理解できるなんて期待してませんが、宜しくお願いしますね」




















「明日から通常授業だ。今日は明日の準備をして早く寝るんだよ」
と名前先輩に言われ、僕らはすぐにベッドに入った。でも、全く寝れなかった。

緊張と、期待と、興奮で、僕らは一晩中そわそわしまくっていた。


朝起きて、ローブに着替えて、顔を洗って、左門と作兵衛と三之助と挨拶を交わす。そして朝食を食べるために大広間へと向かった。


「おはよう孫兵くん」
「あ!名前先輩!おはようございます!」
「左門くんも三之助くんも作兵衛君もおはよう」
「「「おはようございます!」」」

「元気だねぇ。関心関心。隣いいかな?」
「は、はい!もちろんです!」

「おはよう名前!お前ら!」
「…もそ……」

「七松先輩!」
「中在家先輩!」
「おはようございます!」



朝食がこんなに楽しみだなんて、何年ぶりなんだろう。向こうにいたときは、僕は両親と挨拶を交わすことも、喋りながら食事を取ることも、此処何年もなかった。


楽しい。楽しい。どうしようもなく楽しい。


そして僕らはもうとにかく授業が楽しくて仕方がなかった。見たことの無いものや、聞いたことの無い言葉があっちこっちへと飛び交い、真新しいけど古臭い教科書をパリパリと捲り、次々と面白い知識が頭の中へと飛び込んでくる。

今まで行っていたマグルの学校とは、これほどまでにつまらない場所だったのか。

名前先輩のおかげだ。僕は、あの時名前先輩の背中を追ったからこんなに楽しい場所へ来ることが出来た。
あっちこっちで"例の伊賀崎"なんて指差されて言われるけど、もうそれすらも楽しくて嬉しくて仕様がない。

三之助と左門ですら、次の授業が楽しみで作兵衛と僕から離れようとしなかった。離れれば次の授業に参加できないからだ。

作兵衛も、左門も、三之助も。別の寮になってしまったけど、授業は一緒だから、藤内と数馬とも一緒に行動した。
みんな休み時間になるたびに、次はどんな授業なんだろう。とか、本当に自分なんかに魔法が使えるんだろうか、とか。そんな話をずっとしていた。



もう一日が終わったのか。日が落ちるのを見つめて、僕らはまた大広間へと向かった。





「やぁ元気いっぱい一年生。初日の授業はどうだった?」

「「「「「すっごい楽しかったです!!」」」」」


「なっはっはっ!私たちが一年生だったときも先輩方に同じようなことを言ったな長次!」
「あの時の興奮は、未だに覚えている…」
「私も覚えている。クリスマスのプレゼントを開ける瞬間のわくわくが一日中続いていたんだからな」
「今日という日は二度と忘れないだろうな」
「僕は毎日ずーっとわくわくしながら過ごしてるけどね!」
「あぁ、これから7年間ここにいるんだ。毎日ドキドキしっぱなしだぞ」


晩御飯の食事に向かうと、別の伊組寮の立花先輩と潮江先輩。呂組寮の名前先輩と七松先輩と中在家先輩。波組寮の食満先輩と善法寺先輩が、呂組寮のテーブルでそろって食事を取っていた。

僕らは空いている場所へと向かったのだが、「孫兵くーん」と名前先輩に声をかけられた。ここに座りなよと言われ、僕らは四年生の先輩方に囲まれるように座った。
作兵衛たちは、各々の委員会の先輩方に授業の感想を話しをしている。僕は隣に座った名前先輩と目を合わせた。


「一番楽しかった授業はなんだった?」
「闇の魔術に対する防衛術が凄く楽しかったです…!」
「ははは、一年から闇の魔術に対する防衛術が気に入るとは、飛んだ大物だな」
「凄い面白かったです…」
「飛行訓練はどうだった?」
「なかなか箒が手に上がってきてくれなくて…」
「大丈夫。あれは訓練用の箒だから、すぐ機嫌をスネるんだよ。自分用の箒を持てば言うことを聞いてくれるから、それまで我慢だね」
「はい!ところで、名前先輩」
「んー?」

「その、魔法生物飼育学があると、先日竹谷先輩から聞いたんですけど…」


正直、一番楽しみにしていたのだ。でも時間割には組み込まれていなくてあれ?と疑問に思った。
すると名前先輩はうーんと唸って腕を組んだ。


「ハチめ大事なことを言い忘れているな…」
「なんですか…」

あぁ、と言葉を濁すように、名前先輩は頬をかいて申し訳なさそうな顔を向けた。


「実はねぇ、魔法生物飼育学は三年生からの選択授業なんだよ…」
「え!」

そうなんだ。知らなかった。それは残念だなぁ。




「ほぅ、伊賀崎は魔法生物飼育学に興味があるのか」




ポツリとつぶやいたのは、伊組寮の立花先輩だった。


「名前、確か私と名前と伊作は魔法生物飼育学を選択していたな」
「そうだったね。名前も明日出るよね?」
「……あぁ、なるほど。孫兵くん」

「は、はい」
「明日の14時〜は何の授業?」


手元の時間割に目をやり明日の午後の授業を調べる。

「…何も入ってません。明日の授業は午前で終わってしまう予定なので…」

先輩方はなにやら「これから悪巧みをします」とでも宣言するような顔で話し合いを始めた。


「おい留三郎、お前透明マントを持っていたな」
「あぁ?何に使うんだ?」

「一年生の好奇心の火を消すのも勿体なかろう」
「それに、三年生まではこの授業には参加できないからね」
「相手はあの木下先生だよー?」


食満先輩はそういうことか。ちょっと待ってろと言って大広間を出て行った。


「伊賀崎、マグルにいたときには体験出来んようなスリルを味わわせてやろう」
「一時間、あの木下先生からバレなければ大成功!」
「明日、魔法生物飼育学の授業を見学させてあげるよ」


先輩方は楽しそうに笑ってかぼちゃジュースをすすった。

潮江先輩がヤメんかバカタレェイ!と怒って、中在家先輩は教科書を読んでいて、七松先輩は晩御飯を口へと次々運んでいった。



藤内がいいなぁーと僕の顔を見た。




















魔法生活一日目!

また明日も、ワクワクが止まらないのかもしれない。






















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琥珀様 姫丸様
キリ番ヒットおめでとうございますーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!

同じリクエスト内容でしたのでまとめさせていただきましたサーセン

お気に召していただけたら嬉しいです!!!!!!!!!!!!!!!!

それにしてもこのシリーズなんか人気ですね!!!!!!!!!!!!!!!
嬉しいですけどもうネタがないです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

うおおおおおおおおおおおおローブ着てる食満先輩ください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





伊呂波


琥珀様 姫丸様のみお持ち帰り可
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