やぁ、こんにちは。

私?この物語の管理人だよ。


あー、神様って呼んでくれても構わないよ。

だってこの物語は、私が作ったんだから。




君はこの物語を自分が主人公の物語だと

勘違いしていたようだね。


残念だけど、君がここ数日暮らしていたあの世界は

『悪鬼首無輪舞曲』というタイトルで

私が作った物語だったんだよ。



その物語の主人公は、御代志桜。


君が怨んで恨んで

殺したくて仕方ないあの桜さんさ。




え?話が違うって?


そうだ、君には言いたいことがあったんだ。




君は忍たまというアニメにハマって、

夢小説というものを読み漁っていたね?


だがしかし、君は色んなサイト「始めに」を読まずに

いきなりメインページへ行ったり、


夢を読む前に設置されていた「諸注意」を読まずに

夢を読み始めていただろう?



そして、

「この物語はつまらない」とか

「どうしてこんな展開にしたんだ」とか

自分の勝手な不満を送りつけていたね。


いやぁ、色んな管理人さんが不満に思っていたんだよ。

最初に「諸注意」や「始めに」を読んで、

それから物語を読み始めればよかったのにねぇ。



え?逆ハーに設定したはずだって?

だ・か・ら、本当に君は人の話を聞かない子なんだねぇ。



御代志桜が主人公だって言っただろう?



君は、御代志桜の物語の、


ただの脇役だったってワケ。



うん、つまりは嘘だよ。

それなのにホイホイ引っかかっちゃって。


面白かったなー。


君なんかがあの忍たまたちから

誠の愛を受けられるとでも思ったのかい?





…え?だからって何故、この私がこんなことをしたか?




ははは、気まぐれに決まってるじゃないか。


私はとっても暇なんだ。

ちょっと君には痛い目にあってもらっただけ。


それに、君はご友人の彼氏に手を出したりと

ちょっとそういう方面でも恨まれていたみたいだよ?



鉢屋三郎と尾浜勘右衛門を御代志桜から奪ったのも

そういう性格が出てきてしまったのかな?



あっちの世界でいい子に変わるのなら

元の世界に戻してあげようとおもったのに…。




やっぱり君は底抜けのバカだね。

元の世界にも、忍たまの世界にも、戻すことは出来ないな。




どうする?このままその魂消滅させる?


んー、君のその性悪な性格では

消滅させなければ地獄に行ってしまいそうだけどね。






うん、やっぱり地獄に行こうか。

改心して生まれ変わりなさい。



向こうには私から連絡を取っておくよ。


大丈夫。安心して。



さ、行っておいで。君はもうこの世に残ってはいけない人間だ。















あぁ、君は御代志桜さんかい?

お疲れ様。



どうだった?君が主人公の物語は。





…え?また天女が落ちてきたって?


ははは、君だって強くなった下級生の実力が気になるだろう?

力試しにあの子を使ってくれて構わないよ。



あの子?あぁ、今あの子が行くはずだった地獄が

まさかの定員オーバーでね。

ちょっと私のところで預かることになったんだよ。


うん、椿って女と同じような罪状だよ。


だから椿と入れ違いで

新しいあの子をそっちに落としたんだ。





また上級生たちに付きまとうと思うかい?




残念だなー。あの子はどうやら年下キラーらしくてね。

今度は三年生以下の子が犠牲にあうと思うよ。



まぁ、君が鍛えた下級生だ。

あの女に落ちるとは思わないけどね。












そういうわけだ。君の物語は

君の中で、まだまだ続くよ。










いやぁ、でも私は書くのは疲れたな。


この世界を君に譲ろう。

後のことは好きなように楽しんでくれたまえ。





あぁ、譲るといっても、


無断転載をしていいというわけではない。




続きは自分の頭の中で考えたまえ。



下級生があの女に落ちて、
上級生が助けてくれる物語を妄想するも良し。


下級生も上級生も懐かず、
ただ傍観を決め込む天女の物語を妄想するも良し。


あの後すぐに新たな天女の首を刎ねて
鉄壁の守りを決め込む忍術学園を妄想するのも良し。







なんの話しかって?

いや、こっちの話しだよ。








…−庄ちゃん!彦ちゃん!一緒に遊びましょう!









ほらほら、早く行かないと、

君の後輩が大変な目にあってしまうよ。



それにしても学級委員会はとても人気なんだね。

私も好きだよ。














それじゃあ、私は一旦筆を置こうかな。








この物語は、此処で終えておくとしようね。


楽しんで貰えたら幸いだよ。


























悪鬼首無輪舞曲

御愛読、ありがとうございました。




伊呂波


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