六歳差っておいしいよね、ってことで考えてみた。
実は紅梨くんとヴィヴィアが生き別れの兄妹だったら…。

紅梨くんが十歳くらいのころにイッシュの西部と東部に引き離されてしまう。ヴィヴィアは山の方に、紅梨くんは雪降る町に、とかそんな感じ。理由はマフィア間の抗争とかボスの座をめぐる後継者争い(この場合紅梨くんは父親から今のマフィアを引き継ぐことが前提)。

当時四歳ほどのヴィヴィアは争いを避けるために山岳部へ。田舎でたくましく成長。自給自足が基本の村なのでそれはもうたくましくなった。
紅梨くんは田舎と都会の境目くらいでボスになるための勉強と称した教養と戦い方を父親から学ぶ。そういった忙しさの中で四、五年くらい過ごした頃には妹の記憶もおぼろげに。
当のヴィヴィアは兄のことはすっかり忘れて覚えていない。やさしい手に撫でられたような曖昧な記憶。

紅梨くんがボスとなり父親から一人前と認めてもらった頃にヴィヴィアが軍に入る。
ちまちま功績をあげてローレライと名コンビになった頃にハーレイズにL部隊に誘われる。同時期に紅梨くんが現マフィアメンバーをそろえる。

しばらくしてL部隊にイッシュマフィアの動向を探る任務がくだされ、ヴィヴィアの担当地区は紅梨くんがいる場所に。
私服でローレライと街を練り歩く姿を目撃したマフィアメンバーが紅梨くんに似てる女の子が〜みたいな話をして昔の記憶がふわりふわり。あれ、もしかして妹?

真相を確かめるべく一般人のふりをして近づくも、貴男だれ?の一言で一刀両断。あげくローレライに貴方マフィアね、と見破られ逃走。
頭では人違いかな、と思うも本能はあの女の子が妹だと言っているような気がする。アジトに戻ってからヴィヴィア、と隣の女の子が呼んでいたのを思い出して確信。やっぱりあの子が妹!

名前をたよりに情報収集してヴィヴィアが軍にいることを知ってからは時々顔を見に本部の近くに行く。
本部がよく見える喫茶店から妹を探してたら常連さんになってた。ちなみにウェイトレスには小遣い稼ぎにバイトしてるシリィがいたりいなかったり。

ヴィヴィアは再会してから時々紅梨くんのことを考えるけどやっぱりよくわからない。新手のナンパ?とか思ったりしたけど、どうも気になる。ローレライに相談したら、よく表の喫茶店にいるよ、アドバイスされた。とりあえず行くだけ行ってみようとシリィに着いて喫茶店へ。
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