異変に気付いたのは、シャワーを浴びている時だった。
目を覚ましたらリヴァイさんの部屋のソファに寝てて、丁度既にシャワーを浴びたリヴァイさんがシャワールームから出て来た。それで言われたんだ。シャワーを浴びるか?って。
すぐに頷きシャワールームに入って、シャワーを浴びて気づいたんだ。…身体が、熱い。
「……っは、ぁ…ぁ、」
シャワーが当たる場所が熱い。あの男は確か、媚薬って言ってた。けどあの時効いてたからもう切れたと思ってたけど、本当は今効いて来た…とか?
「…ぁ、…ぁ、ゃ、」
そろりと、思わず手を秘部に手を回した。そこにはドロリとした体液が溢れていた。
ゆっくりと、指でそこをなぞれば快感が走った。
そこから何も考えられなくなって、胸をやわやわと揉んで秘部をなぞった。けど、それだけじゃ、足りなくて苦しくて。
「ぁ、…っは、リヴァイ、さんっ、…!」
彼の名前を呼んで、私の名前を呼んで。彼に、めちゃくちゃにされたいとしか考えられなくて、ただひたすらに彼の名前を呼んでいた。
「…ぁっ、リヴァイ、さん、…リヴァイ、さんっ…ぁっ、!」
「…いい眺めだなぁ、ミラよ。」
そう言われて、背筋が凍った。ゆっくりと声のする方を見れば腕を組んで浴室のドアに背を預けた恋人が、そこにいた。
「ぁ、こ…これ、は…」
「薬盛られたのは聞いていたが、どうやら待ても満足に出来ねぇと見える。」
躾が足りないならそう言え。と意地の悪い笑みを浮かべていた。
「ぁ、…っ!あぁっ!ゃ、そんな、…ところっ!」
「…っは、ダラダラ涎垂れ流してよく言えるなぁミラよ。」
「あ…あぁっ!」
「っは。身体は正直みてえだな。」
あれから、どうなったのか。
浴室から連れ出され、身体を拭く間もなくベッドへと押し倒された。
バサリとリヴァイさんが服を脱ぎ捨てると、激しく唇を重ねて来た。くちゅり、と舌を絡めるキス。…こんなキス、初めてだ。
すると、私の頬にあった手がいつの間にか胸へと移動していて、ぐにぐにと形が変わるくらいに揉まれていると、その先端へぴちゃり、とリヴァイさんの舌が触れていた。
「ぁ…ぁ、やぁっ、そんなっ!」
私の言葉なんて聞く気は無いのか、舐めていただけなのに、急に激しく吸い付いて来てそれだけでも私は意識が飛びそうになった。
胸への快感に集中しすぎて、リヴァイさんの手がいつの間にかそっと私の秘部へと来ていたなんて気付かなくて、ツウッと筋をなぞられて、思わず腰が震えた。
「っは、処女のくせに、な。」
「あ、あ、…なに、いまの、…」
腰が震えて、ドロリとしたものが出たのはわかった。快感の余り声も出なくて、ジワリと涙が浮かんだ。
「今のがイくってんだ。覚えとけ。」
「い…く?」
「ま、これから嫌でも覚えるから大丈夫だ。…それより、」
「…え、?…ぁ、あぁっ!いっ、つう、…っ!」
「さすがに、無理かっ、」
突然走った激痛に思わずリヴァイさんの腕を掴んだ。チラリと痛みの先を見ればリヴァイさんの自身が私の中に入っていた。
「ゃ、そんな、おっきいの…はいらなっ…」
「入るように、出来てんだよっ、」
「いっ、つ、…ぁ、」
「…ッチ。腕、回せ。背中に爪立てても構わん。」
「ん…んっ!」
そう言われて、ゆっくりとリヴァイさんの首に腕を回すとリヴァイさんはゆっくりと唇を重ねた。
ゆっくりと舌を絡めて優しく頬を撫でてくれて身体の強張りが解けた瞬間。その瞬間をリヴァイさんは見逃さず、ズンッと一気に私の中へと入って来た。
「…っぁ、あぁっ!」
痛みと、苦しみで思わずガリっとリヴァイさんの背中に爪を立ててしまった。一瞬、リヴァイさんは顔を顰めたけれどすぐに表情を緩めて、ゆるゆると腰を動かし始めた。
「……ぁっ、…ん、」
最初は痛みしかなかったが、一瞬突き上げられたそこに痛み以外の感覚が走った。もちろんそれを見逃すリヴァイさんではなくて、そこを集中的に攻めて来た。
「ぁ、…ぁ、…っ!…そ、こ、…ぁ、」
「っは、いいんだろ?」
「んっ…んっ!」
段々と腰の動きが激しくなって、もうリヴァイさんにしがみついているだけで精一杯だった。
「や、なん、か…っ!…きちゃ、うよぉっ…!」
「…っ!俺、…も、イクか…っ!」
「あ、…あぁっ、…ぁ…あぁっ!」
「…っく!」
ドクンッと私の中でリヴァイさんの自身が震えたのはわかった。
ジワリとお腹が熱く、なっていく。
「あ…リヴァイ、さん、」
「…っ、大丈夫か?」
「ん…っ!…リヴァイさんは…その、気持ち良く、なれました?」
そう聞けばリヴァイさんは目を見開いていた。
「それ…俺のセリフだろうが。」
「だって、私…初めて、だったから、」
そう言うと、リヴァイさんは小さく溜め息をついた。
「…どうやらミラは余裕みてえだな。よし、遠慮する必要なんて無いみたいだなぁ、ミラよ。」
「…え?リヴァイ、さん?」
ニヤリと妖しく笑うと私の中に未だに入っていたリヴァイさんの自身がムクムクと元気になっていくのがわかった。
「ぁ、…リヴァイ、さんっ、」
「薬もまだまだ抜けてねえみたいだしな。…幸い、明日は休みだ。ゆっくりと愛してやる。」
食べられる、と思った。知らずの内に声に出していたらしく、悪くないと笑って唇を重ねた。
拒む理由もなく、ゆっくりとリヴァイさんの首に腕を回せば、笑ってくしゃりと頭を撫でてくれた。
きっと明日は起き上がれないだろう。
(ミラー!これあげるっ!)(…ハンジ?なに、これ?)(アフターピル。リヴァイって避妊しなさそうだし。)(っ!…ありがと。)(んーん!今ミラに辞められると色々大変だしね!)(…なんか、もう死にたい…)