兵長と年の差婚 | ナノ


「あの、リヴァイさん。流石にもういいですか?」

「まだだ。まだ学校まで時間あるだろうが」

「け、けど、これは…その…」

「いいじゃねえか。減るもんじゃねえ上に俺は満足だしお前も満更でもねえだろ」

「け、けど流石に恥ずかしい…」

「…譲歩しただろうが」

「けど!けど!……っ!もうブラ付けさせて下さい!」

「駄目だ。もう少し揉ませろ」

「ふぇぇ…」



二人がけのソファにどかりと座るリヴァイの膝に座るのはリヴァイが愛してやまない可愛い可愛い妻であるミラ。
しっかり対面座位で座らせられ、こつんとおでこをくっつけ合うその姿は正に仲のいい新婚夫婦と言えるだろう。リヴァイの手がミラの胸を鷲掴みしているのを見なければ。


よく男は胸か尻か足に女の魅力を感じると言われているが、リヴァイはどれか一つですまない。今日は胸の気分だったらしく、朝の支度が終わりほんの少し空いた時間に突然リヴァイは言い出したのだ。ブラを外して自分の膝に座れ、と。
そう言われてはい、わかりました。と言うミラではない。「恥ずかしいから嫌だ」と駄々をこねれば夜に自慰プレイをしてそれを撮られるのと今ノーブラになるか選べと無慈悲な選択を迫られる始末。そんなの答えなんて決まりきっている。



「え、と…もう付けていいですか?」

「まだだ。大体学校はまだだろうが」

「うー」

「それに今日は帰りも迎えに行けそうだしな」

「え?お仕事早く終わりそうなんですか?」

「今日は立て込んだ仕事もねえしな。恐らく定時で上がれるから丁度いいだろ」

「わぁ、嬉しいです。ありがとうございます」



ふにゃりと笑うミラにリヴァイも次第に笑顔になっていく。リヴァイの右手は依然とミラの胸をやわやわと触り続けているが、それでもほんのりと頬を染めて喜ぶミラはやはり可愛い。


「久しぶりに一緒にお買い物できますね」

「そうだな。この際だから少し遠くまで車出すか」

「醤油とお米がなくなりかけてるのでその二つは買いたいです」

「米か…。運ぶ手間があるから宅配便使うか」

「そうですね。晩御飯何がいいですか?」

「ミラが作るのなら何でも美味いからな…」

「むう、何でもいいは駄目ですよ?」

「そうむくれるな。可愛いだけだぞ」

「そうやって誤魔化す…」


そう言って頬を膨らませているミラに迫力なんてない。仕方ないな、とリヴァイは胸をやわやわと触る手を止めて膨れている頬をふにふにと触れば途端に萎み、こてんと首を傾げている。



「なら茄子を使ったのを食いたいな。出来れば酒のつまみになりそうなのがいい」

「わかりました。考えておきますね」



そう言ってリヴァイは再びミラの胸へと手を伸ばし、その柔らかな感触を楽しむ。
リヴァイは別に胸が好きなわけではない。ミラの胸だから好きなだけで。
確かにミラの小柄な体躯には似合わないその大きな胸はリヴァイの手に溢れるほどの大きさを誇る。だからと言って形が悪いとかそういう事はなく、形も良く触り心地も張りも良い。文句などどこにあろうか。
しかもミラは胸だけではない。ミラのスラリとした足の滑らかさも尻の大きさも触り心地も良い。
だからこそリヴァイはその日の気分で何処を触るのかを決める。たまたま今日は胸な気分だっただけで。



「リヴァイさんはえっちです」

「ああ?自分の嫁の身体触って何が悪い」

「だって!だって!……っ、手付きがえっちです!」

「経験値の差だな。そのうちミラもそうなる」

「わ、私が……っ!」

「毎晩しっかり仕込んでるんだ。ほらみろ半年前よりは卑らしくねだれるようになっただろうが」

「そんな、こと…っ、」


やわやわ。それでもリヴァイの手は止まらない。次第に服越しからの感触では我慢ならなくなったのか、プチプチと無言でシャツのボタンを外すリヴァイにさすがにミラも慌てた。


「な、なんで!触るだけって!」

「触るだけだ。触って舐めて吸うだけだ。最後まではやらない…つもりだ」

「つもりって!ちょっと、私今日学校…っ!」

「大丈夫だしっかり送ってやる」

「それは嬉しいけど…けど!…ぁ、…ふぇっ…!」

「ほら、満更でもねえだろ。いいから背中に腕回せ」

「や、やだぁっ……!」


そう言ってふるふると首を横に振りつつもしっかりとリヴァイによって仕込まれた身体は敏感に反応してしまう。
ほんのりと色付く肌にリヴァイはニヤリと笑う。


「ほら、時間ねえんだろ?だったら素直になれ」

「うー。やっぱり、最後までするんじゃないですか!」

「寸止めでミラが我慢できるならいいがな」

「………いじわる!」

「何とでも言え」


そう言ってふるりと揺れる目の前の胸にしゃぶりつけば途端に溢れる艶やかな声にリヴァイはニヤリと笑う。
出会ってから結婚するまで我慢し、余計な虫を排除し続けそして結婚してからは自分好みに毎晩仕込み続けたのだ。それこそほんの僅かな刺激にも反応してしまうまで。
そんなミラがリヴァイに逆らう事も抗う事も許される筈はなく、ただただ啼かされるだけ。

ゆるゆると快楽に呑まれる中、静かにミラはリヴァイの髪に触れ、その逞しい背中に腕を回した。



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