現ぱろのはなし





イーノックは両親に先立たれた為、たまにどうしようもなく涙脆くなったりしたらかわいーのっく。


そんでルシフェルがそんなイーノックを甘やかして慈しむから、
イーノックはなんだかバツが悪いんだけど、なされるがまま甘やかされてぐずぐす、みたいな。み た い な !


いつもは人に頼らないし、泣き顔もみせないイーノックはそりゃもうそんな不安定な自分を不甲斐ないと責めるんですよ。自分に厳しいーのっく。
それでルシフェルにぎゅっとしてなでなでされて甘やかされている自分が
泣き止んで、落ち着いてくると

すごく恥ずかしい!!

と、なる。



「・・・あ、あの、すまない、ルシフェル・・・、取り乱してしまって・・・、」

「なぁに気にするなイーノック。」

「それで、あの、ありがたいんだが、そ、そろそろ・・・、もう、十分だから、その・・・」

「ん?聞こえないなぁ??」


と一晩中甘やかされるイーノック。かわいーのっく・・・!EMT・・・!!



両親との死別はイーノックにとって大きなことだし、耐え難いことだけれども
それより一人で生きていくという重圧が、イーノックを支えていたと思います。
別に両親と仲が悪かったとかではなく、人並みに幸せな家庭だったけれど
守られる存在がいなくなったということが自立という方向にイーノックを動かしたんではないでしょーか。
だから後追いや自暴自棄ということも考えずに(元からそんな考えを持つ性分じゃなさそうですが)
ひとりで前に進もうとするんでは・・・と。
これも、環境のおかげで、イーノックの両親の教育の賜物だから感謝してもしきれない、母さん父さんありがとう、私は今幸せですな展開。


だから一人で暮らして、一生懸命働いて、一心不乱に大学進学を見ていた時は
泣いたり、悲観したりすることもなかったのですが、
ルシフェルが現れ、一緒に衣食住を共にし、心を許し、どこか守られているような安らぎを得たイーノックは
塞き止められた悲しみなどが溢れてそういうことになりそうですね。


つまりなにがいいたいかというとルシフェルはイーノックにとって絶対的存在であると共に悩みの種であるということです。




まぁよくある話ですねふっへへ!





 : 








「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -