頑張ったね、小エビちゃん
フロイドにより簀巻きならぬ布団巻きにされた監督生は、脱衣所にて解放された
床にゆっくりと下ろされ、モゾモゾと布団から這い出てくる小エビにフロイドは
「小エビちゃん、よく温まってから出てくるんだよぉ」
と声をかけてから脱衣所から出ていった。
実はこの澄まして格好付けているオスの人魚、先程小エビが起きる直前までスマホで生理について調べ直していた。
血行を良くした方が痛みが軽減するらしいので、是非ともゆっくりして欲しい。
その間に暖かいご飯を作ってあげるからねと、フロイドは生まれたてほやほやのひよこを見るような心で思った
一方監督生は、フロイドが出ていった扉を呆然と見つめていた
しばらく扉を見ていたが、フロイドが戻ってくる気配は無さそうだ
念の為、そろそろと扉の方へ移動して、鍵を音がしないようにゆっくりと回して閉める。
フロイドは近くに居なさそうだし、これで突然扉をあけられることはないだろう
魔法がある世界だから鍵なんて飾りのようなものだが、ちょっとしたお守り代わりというか、まぁ施錠しないよりかは気分が落ち着くので
とりあえず下半身が気持ち悪いし、シャワーだけでも浴びようと服を脱ぐ。
赤く汚れてしまった衣類は、気紛れなフロイドがいつ戻ってくるか分からないので、とりあえず洗濯カゴの奥の方に埋めておく
…今更洗っても落ちなさそうだし、捨てるしかないかもしれない
買い直せるかな…今月はお金に余裕が無いから、来月になんとか買い足せるといいのだけれど
洗濯カゴをじっと見下ろしていたが、気分が暗くなりそうなので考えるのを止める
自分の力でどうにもできないことを悩むのは、とても体力がいるし無駄に疲れるのだ。
いつものような足元からの冷えに備えつつ、風呂場の扉を開ける
1歩踏み出し足を乗せたタイルは、思ったより冷えていなかった
「あれ、暖かい…」
監督生は不思議そうに浴室を見渡す
そして、バスタブに視線を移すと、両手で口を覆い目を見開く
そこには、お湯がなみなみと注がれていて、白い湯気が浴室を満たしていた
監督生はよろよろとバスタブに近づいて行って、崩れるようにタイルの床に座り込む
「あ、あ…」
じわりと監督生の視界が歪んでいく。いつもは冷たくて足を置くのすら躊躇う大嫌いな床も、今は全く気にならなかった
オンボロ寮の給湯器は古いためか調子後悪く、短い時間しか湯が出ない
監督生とグリムは、お湯が出る短い時間に駆け抜けるようにシャワーを浴びて身体を洗っていた
いつ水に戻ってしまうかわからないからゆっくり温まる暇なんてなかったし、どれだけ急いでも間に合わず震えながら水で泡を流すこともあった
浴槽いっぱいにお湯を貯めるなんて贅沢、この世界に来てから1度だって出来なかった
他人からすれば、湯船に浸かるなんてほんの些細なことかもしれない
しかし、監督生には遠のいてしまった日常がほんの少し戻ってきた気がした
ぽろぽろと涙が零れてくる
湯船に張られたお湯だけでは無い
ミステリーショップで売られている中で1番安く髪の軋むリンスインシャンプーが置いてあった場所に、シャンプーやリンス、ボディーソープが並んで置かれている
洗顔クリームやスポンジもあるし、ひび割れていたタイルが修繕され、隙間風の酷かった窓の歪み部分もパテか何かで埋められていた
「ふぅ…うぅ……」
唇を噛み締め、嗚咽が漏れないように堪えても、喉の奥から声が漏れてしまう
ぽたりぽたりと、頬から顎を伝った雫が膝へと落ちていく
何故フロイドが急に優しくなったのかはわからないし、色々準備して修理してくれたのかはわからない
けど、その行為が今までエースやデュースのような親しい友と過ごしている時にだって、ピンと張られていた緊張の糸をゆるめてくれた
この世界で、人に頼り過ぎてはいけないと自分で引いた線を、フロイドはどうしてか飛び越えてきてくれた
「ぅあ……っ、わあぁぁぁぁぁ」
この世界に来て初めて、監督生は涙を零して声を上げて泣いた
監督生は久々にバスタブにゆっくりと身体を沈め、いい香りのシャンプーの後に高そうなリンスで髪をしっとりさせ、洗顔クリームのもっちり泡で顔を洗い、スポンジで泡立てたふわふわソープで身体を洗った
もう一度お湯に浸かると、じんわりと身体が温まる
幸せだ。思わずとろんと瞼が重くなる
日本産まれの監督生にとって、湯船に浸かれないのは本当に辛かった。シャワーだけでは疲れが抜けないのだ
お腹の痛みも和らいだ気がする
フロイドが色々と修理してくれたおかげで隙間風が無くなり、湯気が適度に籠るシャワールームはポカポカと暖かい
足元だって氷のように冷えたりしなかったし、もうこれからはうっかり飛び出たタイルを踏んずけて痛い思いをしなくてよいのだ
幸せに浸ること数分、ふと監督生は
「どうして、急に優しくしてくれたんだろう」
と呟くように言う。独り言は、反響して思いのほか大きく響いた
この学園の生徒はちょっぴり我が強くて自分本位な人が多い
オンボロ寮に住んでいる監督生を「かわいそー」と言うことはあってもあくまで他人事
かわいそーだからといって改善してやろうとか助けてやろうなんて微塵も思わない
なんなら可哀想で目障りついでに気に入らねぇからと邪険に扱う生徒の方が多い。
たまに泊まりに来るエースやデュースが生活スペースの掃除を手伝ってくれることはあったが、それも監督生のためと言うよりかは自分たちの居場所確保の割合が多かったように思う
それが悪いって訳では無いし、助かってるしいいんだけど
「……。」
両手で掬ったお湯で顔を洗う。ぽたぽたと零れたお湯が波紋を作る
この世界に来て、なんの対価もなく優しくされたのは、初めてかもしれないな…
監督生はおもむろに、少し名残惜しそうに立ち上がる
次にまたお湯に浸かれるのはいつだろうか
本格的な冬までに給湯器が直せるといいんだけど。と溜息をつきつつ、バスタブの栓を抜く
お湯が減っていくのをしばらく眺めてから、監督生はシャワールームからゆっくりと出た
幸せだったなぁなんて考えながらバスタオルを手に取り、ふと違和感を覚える
脱衣場を見渡すと、グルグル巻にされた時の布団や洗濯物が無くなっていた
その代わりのように、新品の生理用品と女性ものの下着が置かれている
少しレースの部分がある、ミントグリーンで上下揃いの可愛らしいデザインのものだ
真新しいカゴには保湿クリームや化粧水といったケア用品がたくさん入っている
「なんで…」
監督生の視界が歪んでいく。お風呂に入る前に散々泣いたのに、また涙が溢れてきてしまう
フロイドはどうしてだか自分が女だと気がついた上で、優しくしてくれたらしい
ここナイトレイブンカレッジが男子校で、女子は自分1人だと知った時、正直怖かった
今の自分はなんの後ろ盾もなく、守ってくれる人もいない
もし魔法が使えて力だって自分よりずっと強い男に、自分が女だとバレてしまったら…無理やりコトに及ばれそうになったら……そうやって最悪の事態を考えると、教師にも打ち明け辛かった
生徒や教師が手を出したとして、その汚点を無かったことにするために、自分がいなかったことにされるかもしれない
いざとなれば、公的機関になんの記録もない監督生の存在など、物理的に消せてしまう
もとの世界に帰ったんですよと嘯いて、深く埋めてしまえば済むのだ
もとから、この世界にいなかった異物なのだから
助けたって得はない。私は何も持っていなくて、なんの後ろ盾もなくて、なにも、何も無い
なのに、なのに、なんで
なんで優しくしてくれるの?
拭っても拭っても、ポロポロと涙が零れる。なんでこうも自分は弱くて情けないのか
少し優しくされたくらいで、どうしてこんなに心が揺れて、どうしてこんなに胸が苦しくて
こんなんじゃ、この世界で、ひとりで立っていられなくなる
甘えてしまったら、いけないのに。誰にも頼らず、生きていかなきゃいけないのに。
なのに、なのに…
「なんで優しく、してくれるの?」
何度そう問いかけても、答えなんてきっと分からないのに、監督生は問いかけずにはいられなかった
小エビの幸せの裏には、当然ウツボの人魚(♂)(気まぐれな姿)の活躍があるのがこの物語
メスに性転換した疑惑を持たれながらも無事に誤解を解いて生理用品を確保し、サムの爽やかな笑顔に見送られてオンボロ寮に戻ったフロイド・リーチ
ゴースト達に事情を話し、説得し、玄関から堂々と入る権利を得た彼は、とりあえず着替えの前には風呂が必要だろうと湯を張りにシャワールームへと向かった訳だが…
「んだよコレ」
もう誰にぶつけていいのかわからない怒りやら苛立ちやらがグルグル頭を回って目眩がした
風呂というものは、水中に暮らす人魚にとっては全く馴染みのない習慣だったが、陸に来る前にちゃんと学ばされた
海では多少身体を拭くか小魚達に古い皮膚の角層を食べてもらうくらいしかしなかったので、陸ってクッソめんどくせぇなと思ったものだ
陸で運動すると身体中から海水みたいな汗が出て、皮膚がベタベタしたり臭くなったりする。あとなんか痒くなる。最悪
ニンゲンは何かと清潔感を大事にし、髪と顔と身体と口の中と、それぞれ専用の薬品やら様々な道具を使用し洗い分けるし、清潔感がそのまま自分の品位に関わるらしい
しかもただ薬品を使用し綺麗にすればいいのでは無い。その薬品や道具も自分に合うものを使わないと肌が荒れたり、髪が軋んだりして、逆に清潔感を失い見た目を損ない、魅力が減るのだ
陸めんどくせぇと何度思ったことか…
フロイドは唯一置かれたリンスインシャンプーのボトルを持ち上げる。見たところ洗顔もボディーソープもないし、スポンジもタオルも何にもない。なーんにもない!!
小エビちゃん、そーいや髪キシキシなんだよなぁ…肌もカサカサだし。
今までは正直どーでもよかったから気にしてなかったけど、女の子なのに可哀想…
とりあえずソープとかリンスとか買ってこよ。あとその後のケア用品も
そう決意し湯を張ろうと浴槽へ1歩近付くが、靴底がタイルに引っ掛かり躓く
見たくないと思いつつ靴をずらせば、タイルがひび割れめくれ上がっている箇所があった。フロイドが躓いた所だけではなく、パッと見て3箇所はある
「…小エビちゃん、足の裏怪我してんじゃね??」
フロイドの中で、陸のメスはふわふわマシュマロお肌と決まっている。こんなん踏んだら血が出るに決まってんだろ!!
これも直そ!すぐ直そ!!
そしてまた1歩浴槽へと近付くのだが…
「窓閉まってんのに風が入ってきてんじゃん!!おかしいだろ!!」
窓枠の建付けが悪いので、窓が開いていようが閉まっていようが関係なく外から風が入ってくるのである
しかも風が入ってくるということは…
「…隙間から外見える」
フロイドは色々と耐えきれず、ついにしゃがみ込んだ
女の子が誰かに覗かれる可能性のある風呂を使っている事実に気が付いてしまい、フロイドの心の柔らかい部分が死んだ
「…もう無理。後で絶対ジェイドとアズールに言いつけてやる」
言いつけたところでどうにもならないが、1人で抱えたくないこともあるのだ。フロイドとて、まだ17歳の子供である
なんとか立ち上がり、ようやく蛇口を捻ってお湯を貯め始めた訳だが、水しか出ない。
「……。」
フロイドは無表情でしばらく水に手を浸してお湯が出るのを待つ。
まぁ、最初の方はね、水が出て当然だよね、うん。なーんて何となく察したくなくて現実逃避してみる
しかし、バスタブの半分以上水が貯まったところで、フロイドの目が完全に据わった
「水しか出ねぇ…」
給湯器の仕事放棄の瞬間だった。
しかし給湯器を責めてはいけない。なぜならこの給湯器君、寿命をとっくに超えているし、数年間管理も稼働もされない期間を経て、急にまた働けと無理やり稼働させられたのである
とんだブラック企業である。給湯器に意思があったなら学園長を訴えていただろう
そして冒頭の怒り心頭フロイドへと繋がる
フロイドは強行手段で、バスタブにファイアーショット(小)を数発叩き込み熱湯に変えた。小エビが起きる頃には適温になるだろ、多分
給湯器も交換させてやる…つかオール電化にしとけや!クソがよぉ!!
そのうち床暖房完備の風呂場に改装してやるかんな!!覚えとけや雑魚が!!
オンボロ寮を、扉を蹴破るが如き勢いで飛び出し、キレ散らかしながら全力疾走でミステリーショップへリターンする
「遠いんだよクソが!」
と叫び声を上げることももちろん忘れない。小エビ、毎日こんなに歩いてんの?!信じらんねぇ!!
ここが水の中ならばもっと早くにたどり着くのに!と滲んできた汗を拭うこともせず長い足を動かすこと数分
フロイドは再び訪れたミステリーショップの扉を、苛立ち紛れに全力で蹴り開けた
「ウミウマ君!!!」
「何事?!」
先程飛び出して行った人魚の小鬼ちゃんが再び駆け込んできたことに、サムは目をまん丸にして驚いた
ついでに、淹れ直したコーヒーをまた零した
「何か買い忘れかい?」
「給湯器ある?!」
フロイドはカウンター越しに怒鳴るように言う。サムはたじたじしつつも、足元からガッコンと音を立てて商品を出す
「IN STOCK NOW!!」
「ちげぇ!!!」
サムが取り出したのは、可愛い小型の湯沸かしポットだった
フロイドにとって、なんでそんなもんがカウンターの下から出てきたのかなんて疑問はどうだっていい。……本当はちょっと気になるけど今はそれどころじゃない
「そういう湯を沸かすじゃなくって…!!オンボロ寮のシャワー、水しか出ねぇんだよ!!」
「huh?(は?)」
正式には今までは短時間ならお湯が出ていたのだが、フロイドが弄った際にはついに給湯器がご臨終してしまい、水しか出ない状態であった
なのでフロイドの中では「水しか出ないシャワー=小エビちゃん、今まで水浴びてたの?メスなのに?メスは体冷やしちゃダメなのに?人間ってくそ弱いのに?水浴びてたの?可哀想!!!無理!!!」となったのである
「……本当に、水しか出ないのかい?」
「そー言ってんじゃん!!」
「女の子なのに、水でシャワー浴びてるの??」
「そんだけじゃねぇし。」
フロイドは小鬼ちゃんの境遇に珍しくショックを隠せない様子のサムに、オンボロ寮の現状を詳しく説明した
やっすいリンスインシャンプーしか使ってないことや、タイルがめくれていたり、壁の隙間から外から丸見えで隙間風が酷いこともぜーんぶ伝えた
「Oh my gosh…」
Oh my goshリターンズである。一回目は心の中でしか言ってないけど、今回は思わず溢れ出た。マジかよ…
しかしサムはできる男なのでさっさと(なんとか)持ち直し、女の子の小鬼ちゃんのQOLを確保すべく自分の出来ることをすることにした。
まぁ、料金は学園長のカード(非公認)があるので何も気にする事はない
「とりあえず、業者……には流石に学園長を通してから連絡しなきゃだから、それまでの繋ぎに修理するしかないね」
サムは秘密の仲間たちに手伝ってもらいつつ、お風呂場の補修グッズをたっくさん用意した
給湯器は、とりあえず今日は小型のものを準備する。大型のものは流石にインストックしていなかったので。
「はい、修理に必要なものは入れて置いたからね」
「ありがとー、ウミウマ君」
という訳で、修理用品やら入浴セットを(学園長のマドルで)買い込んでオンボロ寮へ戻ったフロイド・デキる男・リーチははたと気が付いた
いや、気がついてしまった
風呂だけでこれだけの問題があったのだ
「他は大丈夫なわけ??」
フロイドは小エビが起きないように音に配慮しつつ、オンボロ寮中を見て周った
建物は全体的に傷んでおり、雨漏りの跡や隙間風のある場所が多数
床はささくれている所はまだマシ。ギシギシ不機嫌な音を立てて弛む箇所や、踏み抜いて穴が空いている場所もある。
オンボロ寮探索中に、床板の穴が1つ増えたのはここだけの話
生活スペースは小エビ懸命な掃除のおかげか多少のほこりっぽさだけ済んでいる
が、手の届かない天井付近には蜘蛛の巣や振り積もった埃が見えるし、壁紙は剥がれかけて中の木材やらなんやら見えてしまっている
キッチンには備蓄がほとんどなく、あるのはグリム用と思われるツナ缶ばっかり。冷蔵庫は殆ど空っぽ。
調理器具もまともに揃っていない。この錆び付いた包丁や取っ手の折れかけたフライパンは多分未使用だろう。ご飯、ちゃんと食べてる???
他にもオンボロ寮の名に恥じない問題がエトセトラ、エトセトラ…
結論。思ったよりも酷かった。フロイドは倒れ込むように談話室のソファーにあったクッションに顔を埋める
その状態で深呼吸をした後、頭の中で思い付く限りの罵詈雑言を力いっぱい全力で叫び散らかした
深呼吸の際に吸い込んだ埃とアホみたいな絶叫で喉が傷んだが、んな事よりこの感情をどこかにぶつけなきゃやってられなかった
小エビが起きてしまわないように、自分の周りに防音魔法をかけるだけの理性はギリギリあったが、突然の奇行にゴースト達はとってもビビった。
クッションに顔を埋め叫び散らかしたまま、ソファーをバスバスと殴って埃に塗れる姿はとてもじゃないが正気の沙汰ではなかったので
そんな経緯を経て、フロイドはこの後、ミステリーショップとオンボロ寮を5往復程し、至る所の修理をすることとなった
☆☆☆
補足?蛇足?な話
Q 保護者ゴースト達は、監督生の生活を気にしてなかったの?
A 死んでから長らく経っているので、生活に必要なもの関する意識が薄れていたんだよ!
ゴーストになるとご飯要らないし、感覚やら感性が変わってオンボロの方が住み心地が良いと思っていたので仕方ないね!
&案外頑固で心配しても大丈夫!と突っぱねちゃう監督生ちゃんにあんまり強く出られないでいたよ!
それにまさか女の子とは知らなかったんだ!
Q エースとデュースに性別のこと打ち明けて大丈夫だったの?
A だって出会った初日からお泊まり来ちゃうし、バレるのも時間の問題だと思ったよ!
あと、一緒に困難(オバブロ)を乗り越えた仲だし、監督生ちゃんはかなり精神的に依存しているよ!(無意識)
一緒に行動するメンバーだし、色々フォローしてもらっているよ!
Q 打ち明けられたエースとデュースはどうしたの?
A びっくりしたけど、この件だけは弱味扱いしないし、お口チャックで頑張っているよ!
マブなので、変に意識も特別扱いはしないよ!(初めはちょっとだけギクシャクしちゃったよ!思春期だからね!)
着替えとかトイレはそれとなく気遣ってあげてるよ!
Q グリムは性別を知っているの?
A 君の前にユニコーンが現れたとして、それがオスかメスか、性別による違いは何かとか、わかるかな?
グリムにとって、ニンゲンってそういう感じだから、よく分からないみたいだね!
でも、子分は周りのやつより軟弱だから、親分は心配してるよ!
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