はじめまして、仕事人!

はじめまして。

俺はノッテタタカウの謳い文句で有名な、バトルサブウェイの駅員やってます

そりゃ俺だってトレーナーやって旅に出てたんだけど、さすがにいつまでも他人の金を巻き上げて生活するわけにもいかない

ってことで頑張り始めたんだけど

「狂助!また負けたトレーナーが暴れてる!」

「だから狂助じゃねー!!」

最近、駅員の仕事してません。

やる事は、もっぱらサブウェイの途中で負けて、腹いせに暴れるトレーナーの対応

俺もトレーナーをしていたし、自分で言うのも何だがバッチは全部集めたし、四天王と戦ったこともある。

つまりは、それなりに実力はある。俺の手持ちが、ではあるが

だから、俺がバトルで追い返しお引き取り願うことは結構多い

ポケモン相手に生身では立ち向かえないし、仕方なしにバトルを繰り返すうち

バトル狂と噂が立ち…

「狂助!こっちだ!」

「………。」

狂助。これは俺の本名ではない。断じて。

『バトル狂の狂助』とは、誰が呼んだのか

今ではサブウェイの人間全員が狂助と呼ぶ。

それはそれはストレスなんだが、

大概このストレスは、バトルで発散させるため、また噂が立つのだ

ボールを一つ取り、投げる

くすんだ薄緑の体躯に、強靱で先端が赤い独特の形を模した黒の牙

縦長なシルエットから生えた太い二本足が、しっかりと床を捕え、蹴る

「オズ、ダブルチョップ」

俺のパートナーのオノノクス、オズは見た目の巨体を裏切り軽やかに舞う

狂助ー!と誰かが歓声を上げたのが聞こえた



はじめまして
駅員兼警備員擬きやってます
あだ名は狂助
パートナーはオノノクスのオズ

今日も元気に、トレーナーから金を巻き上げております


☆☆☆
「やったな、狂助」
「ひぃふぅみぃ、んー五千円か。オズ、今日は少し良いもの食べようか」
『悪どいな。』
「迷惑料くらいもらってもいいだろ、オズ」

☆☆☆
狂助はポケモンの言葉はわからないけど、態度や表情でなんとなく理解している様子

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