鳥籠と故郷

「ちょっとやりすぎでしょ…」

ようやく登り終わったチャンピオンロード

満身創痍となった僕らの前にそびえ立つ巨大な建物

本来の、四天王のいる建物じゃない。

これが彼の言っていた、プラーズマーな団体の拠点

「えぬの、しろ」

呂律が回らなかった

『随分と巨大な鳥かごだね。』

横でジャローダが呆れたように言う

「ほんと。僕ちょっとうちに帰りたくなった」

『今更ヨーテリーやミネズミの相手なんて嫌だからね』

ジャローダの言葉に腰のホルダーのボールが5つ、同感だと言いたげに揺れる

僕に味方はいないのか。

でも、僕達は強くなった

今更普通の野性ポケモンと戦っても手応えを感じないのも確かだ

『ここで戻るなんて言わないでよ、ハルト』

君は、Nって男を紹介しに家に帰る予定だったろ?

そう楽しそうに言われてしまえば、否定なんて出来ない

「あぁもぅっ!パートナーには適わないねほんと。」

全員をボールからだす

「城がなんぼのもんじゃい!プラーズマーがなんぼのもんじゃい!行くよ!」

おー!と全員が前脚やら手やらを振り上げる

待ってろ引きこもりっ!

☆☆
おかしいな、N出なかった

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