《意地っ張り》
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『越前・・・』
慰めるように恋人の名前を呼ぶ不二。
いつも、強気で生意気な性格からプライドも高いんだろうなって分かっていたから、越前が泣くなんて想像がつかなかった。
『越前、泣かないで・・・』
泣き止んで。
泣かないで。
お願いだよ。
いつもの強気なキミは何処にいったんだい?
いつも、ボクの名前を呼んで頭を撫でて、愛してくれるキミは───・・・
一体、どこ?
『キミは、1人で溜め込んじゃうんだね・・・』
答えてくれなくても良い。
ただ、今キミに伝えたい・・・
『でもね、考えてよ。越前は1人じゃない。友達だっているし、先輩もいる。それに・・・』
大好きだから。
『ボクが・・・いるだろ!!』
気が付いたら、その小さな背中に抱きついていたボクは、いつの間にか泣いていたみたいだった。
泣き付かれたボクはそのまま越前の背中で眠ってしまった。
「不二先輩・・・ありがとう」
そう、聞こえたのは、
幻聴かな?
***
不二リョじゃないですよ、リョ不二です!
ちこからリョ不二第三弾wwww←
貰いすぎすみません←←
リョ不二増えろーっ!