「そんな顔しないの……」
「っ!〜〜〜」
「名前ばっかり気持ちよくなるなんてずるいよね?……僕も気持ちよくしてよ」

とあたしの手をとって自身に導く。服の上からでも熱いことがわかる

戸惑いながらもカチャカチャとベルトを外す

そっと触れると小さくカヲルが跳ねる
ゆっくり舌でつたっていく。ぬるぬると感触を確かめ、舌先でつついたりしていくと質量が増してきた

カヲルに目をやるともの凄く色っぽい顔で、眉間にシワを寄せて目をとじてたまに吐息を吐いたりしている
髪を撫でられ、気持ちよさそうなカヲルをみてあたしも濡れる

「ん……名前……はなして」

優しく頬を触られ、ゆっくりと口からはなす

「……僕のいれてほしい?」
「っ…………」
恥ずかしい。もの凄く恥ずかしくてなにも言葉が出ない
「名前がしてほしくないならいいよ?」
とズボンに手をかける
「いっ!……入れて…くださ、い…」
「なにを?」
「なっ?!分かってるくせにっ!!」
「さぁ?」
楽しそうに笑う。遊ばれてる……絶対…
でも身体の疼きはおさまらない。早くほしくてたまらない。あまりの羞恥に涙を流す
そんなあたしを見ながらカヲルが髪を撫でる

「名前…」

「ぅ……カヲルのこれ…あたしのここに…入れてください…」
カヲル自身を手で触り、自分の脚を開く
恥ずかしくて、眼からポロポロと涙が流れる

「クス、淫乱だね…」
小さく囁かれると同時に一気に貫かれる

「〜〜〜ッんああっ、あっ、ぁあっ!ふぁっ」
「っ!、、きつっ!…はっ」

焦らされたせいもあり、いつも以上に感じてしまう。カヲルも気持ちいいのか、激しく突いてくる

「ァあっ、あんっ、んんっ、まっ、て、カヲ、ふあぁっ!」

気持ちいい、、、強すぎる快楽に唇を噛む
気づいてか、カヲルがその唇に唇を重ねる
カヲルの赫い眼に快楽に悶えるあたしがうつる

「んっ、ぁあっ、もっ、ふぁっ…ァあああっ!!」
「!っ、」

カヲル自身が抜かれ太腿に熱をはきだす














「これから、帰るときは連絡する事。僕迎えに行くから。あと極力他の男と遊ばないで」

「………連絡は気をつけます。でも、男友達と遊ばないっていうのは…友達いなくなっちゃうよ…」

「はい、は?」

「………………は、い」

「名前は僕じゃ嫌なの?」

「そうじゃなくて…カヲルは好きだけど…」

「じゃあいいじゃないか。他に何か問題でもあるのかい?」



僕には名前しかいないんだから…と優しく髪を撫でながら呟く

それを言うのはずるいよ

外の雨の音がざぁざぁと聞こえてくる。
部屋の中は冷たく、湿っているがカヲルがいるというだけで心地よい
この時間が愛おしくてずっと続いてほしいと思う(言わないけど)

なんだかんだでカヲルには逆らえないなぁ…


こうやってあたしはカヲルに溺れていく








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