蒼い青い世界が広がった。 君はいつまでも蒼かった。どこまでも青かった。 対照的な紅と戦う時の貴方はより栄えて見えた。 料理するときの貴方は顔に似合わず繊細で、私の出来なかった桂剥きが上手でちょっと悔しかったです。 夜は遅くまで起きてる事がほとんどですが月明かりが恐ろしくて魘れてしまうのでしょうか。もう私は長い間寝ていないので解りません。 私は貴方の、どうか安らかな眠りを願います。しかし私には何も、どうすることも、出来ません。 許されない事で、規則だからです。 私がもし貴方と同じ様に地に足をつけ、同じ様に片目を隠して同じものを見れば貴方の気持ちになれるでしょうか。 私がもし貴方の様に言の葉の音を空気に振動として伝える事が出来れば貴方の気持ちになれるでしょうか。 私がもし貴方のいつも傍にいる彼の立ち位置に居れれば貴方の気持ちに近付けるでしょうか。 私がもし 私がもし 私がもし 私がもし 私がもし 私がもし (以下エンドレス) せめて触れる事を、せめて声を届ける事を、せめて、せめて、せめて、こんな私を責めて良い。 貴方の憂さ晴らしに付き合う事すら出来ない私が貴方の傍に居る事はきっと許されない。 私が自分で許せない。 一生届かない恋でした 貴方は数年後子を授かり、その何年か後に初めて安らかな眠りを手に入れた。 初めて声が届くのに、触れられるのに、私はすごく悲しかった。 すごく悲しかった。 >>> 100128 ヒント:幽霊 |
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