なぁ、いざや……りんねってそんざいするのか?
「いきなり何?シズちゃん」
疑問。それは当然のこと。
臨也のベッドの上で寛いでいた俺がいきなり質問してきたからだ。
「いや、俺達って前世とかも愛しあったり、殺しあったりしたのかな、とか思ったりして……」
もしかしたら前世よりも前から、とか……だったりするかもな
思考を巡らせて自己完結。
臨也はそれが気に障ったようで、PCの前からベッドサイドに腰掛ける。
「前世とか気にしてないで、今を気にしてよ。
今シズちゃんに触れて
シズちゃんを殺したくて
シズちゃんを愛しているのは、ここにいる俺なんだから」
どこか狂気じみた目。
だが、そこも含めて俺も殺したくて愛している。
「俺はね、シズちゃんを殺してもシズちゃんに殺されても、また会えると思っている。それが例え今ここに存在する俺自身じゃなくても。
だから、俺は今ここに存在するシズちゃんだけを愛するんだよ。」
そういって唇に柔らかい感触。
あぁ、俺達は決して離れることは無いのだと実感。
どこにいても殺したくて愛しているんだと再確認。
そうして俺も臨也と同じように口を歪ませた。
9/26執筆