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カ「じゃあさ、俺と行かない?奢るからさ。給料入ったから懐温かいよ?」



『それ、ホント?』



カ「ホント、ホント。俺が嘘吐かないって知ってるでしょ?」



『いやいや、アンタは完璧詐欺顔だよ。変態顔で詐欺顔だよ、最悪なダブルコンボ!しかも、私とアンタそんな古い友人じゃないから!』



カ「ま、いーじゃん。行こう行こう、焼き肉屋の隣本屋だし、ついでにこの本買いに行かなきゃ。表紙とかボロボロだよ。」



『そんな本捨てちまえ!誰だよこんなの書いた変態は!』






─────伝説の3忍だよって言ったらどんな反応するんだろう。











カ「懐かしいなー。」





再び手元の雑誌に視線を落とせば俺の隣で微笑む彼女。





──────確かにイタチの後を追う様に去った椿を怪しむ古株は少なくはない。それでも若者からはこんなにも人気があることだって事実なのだ。椿
としても、紅椿としても。




──────空咲椿を1番憎んでいるのは紛れもなく彼女自身。そんな彼女を変えたくて俺は彼女の側に居続けた、いや居続けている。例え俺に振り向かなくても。ま、俺もアイツもまだ人生長いから、まだ何年だって何十年だって待ち続けるさ。





───────なんて、何も真実を知らない俺は本気で思ってたんだ。時間がまだまだあると考えてたから。












サク「ねえ。ナルト、サスケ君!何でカカシ先生の持ってるイチャパラシリーズで一冊だけ初版限定版じゃないのか、理由知ってる?」



サス「興味ないな。」



ナ「まず初版限定版じゃない一冊なんか知らなかったってばよ!サクラちゃん。」



サク「何でもその理由の情報提供に賞金がかかってるんだって!木の葉の7不思議の1つですって。」



サス・ナ「まじか。」



ナ「椿ねーちゃんに聞けば分かるかもな。」






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