2015/01/08 06:10 しかし美少女は“男"で美男子は“女"である。 美少女が弟で美男子が姉。 弟は姉が大好きで自分の容姿をフルに使い顔目当ての女達を近付けさせない。 「そんな粗末な顔で○(姉の名前)に近付こうとするんですか?すごくおもしろーい!(超可愛い声)」 すっごくいい笑顔で言うもんだから相手さん意気消沈。 姉は弟がそんなことしてるのを知らないから「ああ。自分の見た目が気持ち悪いから皆遠ざかるのか。ははっ。ちきしょう」と勘違い街道まっしぐらで心の中で泣く。 しかしそんな生活が続いたのも中学まで。 姉は秀徳、弟は桐皇に入学してしまう。 勿論入学前から弟が「やだやだ○と離れるなんてそんなの許さないやだやだ!」となるが「だって秀徳から推薦きたんだもん」とばっさり切り捨てる姉。 姉は自分サイズの女子の制服がない(185オーバー)ので男子の制服になり、弟は無理強いで女子の制服にした。 「ふわあああっ。○すごいかっこいい!すてき!」 「なんか違う。なんか違う」 そのまま学校生活を送る双子。 姉はセコム(弟)が居なくなったから徐々に周りに人(女子)が集まるようになったが授業の始まり終わり休み時間昼休み放課後には弟がメール又は電話をしてくるので友達とまでは行かない行 か せ な い 。 いつも携帯を弄っているし電話の会話で「大丈夫。楽しくやってる」「ああ。お前が一番だから」とか言ってるから彼女がいるんだなーと勘違いする周りの生徒さん。 そんな弟の学校生活では美少女が居るぞであえであえー!な感じで毎日が騒がしい。 だけど携帯ばっかり弄ってて話し掛けられても返事無し。 しまいには電話を掛け始めて 「○!そっちはどう?変な女に擦り寄られてない?」「早く○に会いたいよぉ…」「○大好き!」など語尾にハートマークの乱舞で電話をするから見た事もない電話相手の姉に男子がうらやまギリィてなる。 それから月日は経ち……姉はなんとか友達が出来ました。 HS高尾です。 高尾が友達となれば緑間とも知り合いになりいつしか三人でつるむようになった。 高尾と緑間=バスケ部=先輩達とも顔見知りになり姉は生まれて初めて弟以外と仲良く又は知り合いが出来て嬉しくなり行き成り泣き出す。 綺麗なお顔で泣くもんだから見惚れちゃうバスケ部。 一通り泣きやんだ所で弟から電話がかかり「一緒にかえろー!」ということでお別れする。 姉が泣いたことにビックリした中、一人だけ違った反応をしたのがいる。 首まで真っ赤になった緑間が「高尾……胸が苦しいのだよ」と真顔で言う。 高尾絶句、先輩達も絶句。その後に絶叫。 弟と合流した姉が嬉しそうに友達が出来たと報告すると「へー………」と弟の瞳のハイライトが消えうっすらと微笑む。 子供が見たらトラウマレベルには怖い。 そんな時に桐皇のバスケ部とバッタリでくわしさつきちゃんが「あ!天使ちゃんだ!」とテンション高く弟に絡む。 そして、あきた。 |