2015/01/08 04:41

紫原みたいにお菓子じゃないけど常に物を食っている「食べることが大好き」だと思われている主人公。

たまたま家庭実習でマフィンを作った火神が匂いに連れられ鉢合わせた主人公(腹減りマックス)にガン見され居た堪れなくなりマフィンを譲る。そしてその場で食う主人公。
あまりの旨さに「俺の胃袋をぐわしと掴んだお前は神か。一緒の墓に入るのを前提に俺に永久就職しろ」「え、あ、おう?」と公開プロポーズ。
隣にいた黒子は無言で拍手して「お色直しは三回ですかね」とか言っている。
「なー火神。今日はお菓子作ってきたの?甘い匂いがする…」火神を後ろから抱き締めてうなじに顔を埋める主人公。
「クッキー焼いてきた。食うか?黒子も」
「わーい。クッキー大好きてか火神大好き好き好きー(ちゅっちゅっ)」
「ん。くすぐってぇよ!」
「二重の意味でありがとうございます火神くん。そして○くん。写真撮らせて下さいてか撮ります」
始終いちゃこらする主人公と火神にクラスは死んだ魚の目をしながら砂糖を吐く中、黒子はイキイキとした表情(無表情)で持参したデジカメに二人を収める。まじ黒子さんパネェっす。
「ふぅ。大変おいしいです」
「? まだ食べてないだろ?」
「いえいえ。こちらの話です」
「「???」」
我が家の黒子はオタクであり腐男子でありサークル参加者です。

主人公は今まで色んなものを食べてきたが心から「おいしい」と感じたのは火神の作ったマフィンが初めてである。
複雑で最悪な家庭環境で育ってきたためこのままじゃ自分は可笑しくなるどうしたらいい、どうしたらいいと考えた結果「食べている時はそれに集中する」となり「食べる=気を紛らわせる」とインプットし常に食べ物を片手にいる所から周りに「食べることが大好きな○」と勘違いされる。
実際は食べ物にそこまで執着してないし食べれれば何だって良いしな主人公の元に舞い降りたのが火神の作ったマフィン。
ああここに俺の神様はいたんだ。となり火神に求婚。

その後。火神と同棲したいとなった主人公が家族と一悶着して顔や身体を痣だらけ怪我だらけにして「やほ。家追い出されたから住ませて」といけしゃぁしゃぁとボストンバッグを肩に下げぐいぐいと中に入る主人公に「……は?はぁ!?」てなるも入れちゃう火神。
とりあえず怪我の手当てをしてから家を出された経緯を聞き出し、それと主人公の家庭環境や全てを聞いた火神がボロ泣きする。
「なんで火神が泣くの?」
「おま、おまえっが、なかない、からっだよ、ばかぁっ」
「………ありがとう。だいすきタイガ」
「うるせー!おれだって、だいすきだ!もうウチにえーきゅーしゅうしょくしろバカ!」
「へへっ。不束者ですがよろしくおねがいしますっ」
そうして落ち着いた頃に黒子にメールで報告すると電話が掛かり「今すぐそちらに向かいますので玄関を開けといて下さい」とぶつ切りされ十分で来た黒子にまた説明をする。
「そんな家庭僕がイグナイトしてやる……!!」
「ちょちょちょ!落ち着け黒子!」黒子を羽交い締めして止める
「よーし。おれも、いぐないと?やっちゃうぞー」
「黙ってろ○!」主人公の脇腹に蹴りを入れる
涙をだーだー流しながら(無表情)マジな黒子をガチで止め便乗する主人公をはっ倒す火神まじ常識人。

家を出されたけど大好きな火神と一緒になれてうへうへする主人公とそんな二人の傍で友達と親の目で見守る黒子。


そして薄い本を作る黒子。
後日、火神に無言でアイアンクローをされる。




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