2016/10/07 03:04 この主も漏れなく下衆審神者で、蜻蛉切は無理な出陣や不要と判断された刀剣の破壊を担当させられていた。(理由は澄ました顔が歪むのを見たかったという下衆審神者の趣向) あの温厚な性格など微塵もなく触れるモノ全て切り捨てるという位には荒ぶっていた。 数多の敵を倒して本丸へ戻れば刀剣破壊、充分な手当もされないまま進軍し戻っては刀剣破壊。 これじゃぁ精神病みますわな〜〜。 そんな所に審神者ちゃんが「御用改めである」と乗り込んでは下衆審神者を成敗(物理)。 無事に保護された下衆本丸の刀剣達は審神者ちゃんの本丸にて一時保護となる。 手入れをして貰ったは良いが身体の傷は癒しても心の傷は癒せない。 そこで審神者ちゃんはその都度聞くことがある。 「このまま誰かにまた仕えて生きるか、それとも刀解を望むか」 審神者ちゃんだって好きで言いたくはないし、出来るなら安全な本丸で新しい刀生を過ごして欲しい。だが傷付いた刀剣達を無理にこの世界に留まらせておくこともしたくない。 だから苦渋の選択だが聞くようにしている。 保護したブラック出身の半分以上は刀解を望んだ刀達が多かった。この下衆本丸の刀達もそうで、特に夜伽を無理強いされていた刀達が望んだ。 蜻蛉切も何振りも破壊してきたこの手で新しい主に仕えよう等と考え刀解を望むが審神者ちゃんから 「無理を承知で頼みたいことがある。私の本丸に来てくれないか」 と伝えられる。 蜻蛉切は何を巫山戯たことをと嘲笑しながら吐き捨て「自分はもうこの手を使うのを望まない」と話すが審神者ちゃんは誰も見た事がない真剣な顔で蜻蛉切を見て一言。 「アンタに惚れた」 そこから始まる審神者ちゃんと蜻蛉切のすったもんだなラブストーリー。 初期蜻蛉切→ツンツンドライ審神者不信全開ぼっち思考 中期蜻蛉切→少し心を開いてきたがまだ周りとも審神者ちゃんとも上手く会話が出来ない 最終蜻蛉切→誰もが知っている蜻蛉切の性格へと戻り皆のオカン兼オトンとなる。 この間、審神者ちゃんは蜻蛉切にアタックし続けていた。 |