言われてタブーなこと
「…………」
「…………」
「ねぇ可愛い彼女達?さっきからどうしたの〜何も喋らないで」
「ばっか!!違ぇよ緊張してんだよ〜ここは俺らがエスコートしてあげなきゃな」
「(…………ねぇミリさんどうしよう。まさかボク、生まれて初めてナンパする奴みましたよ」
「(ごめんねアヤちゃん。何かね、私の周りにはこういう連中が何故か多いのよね…さぁ、どうしましょうか)」
「ねぇどこ行く?俺らの行き付けの店があるんだけど〜…」
「……ちょっと、馴れ馴れしく触んないでくれます?」
「(おぉ!ミリさん強い!)」
「おっと、気が強いねお嬢さん?歳いくつ?」
「……100以上って言ったらどうします?(何たって何回も時代を行き来してるからねぇ)」
「うっそ!そんじゃあ超オバサn」
「レディに向かってオバサンとは何じゃぁあああああああッッ!!!」
「ぶへごばぁあああ!!」
タブー1。
「あぁミッチー!!」
「ミッチーが鼻血出して吹っ飛んだーー!!」
「裏拳の威力凄くねぇ!!?」
「あの女!よくもミッチーを!」
「ところでそっちの大人しいお嬢さん」
「は、はい?(ミリさんすげぇぇぇ)」
「君、あっちの子と比べたらちょっと胸が無」
「人が気にしてる事サラッと言ってんじゃねぇデリカシーが無いゴミめッーーー!!!!」
「ブッフェオオババババッーーー!!?」
タブー2。
「としリィィイン!!」
「としリンがやられた!!」
「たかがボディーブローがなんて威力だ!!破壊神だ!!」
「向こうでハッチが黒髪の女に弁慶蹴られてんぞ!!」
「容赦ねぇ!!」
「やべぇぞこの女共!!」
「ぎゃああああああ!!」
「マッスル山子ーー!!」
「山子が殺られた!!」
「…………俺達が助ける事なくねぇ?」
「………いや、あの虫共の息の根を止める事なら出来る。いや、やる」
「おい待て待て、犯罪者になるなよレッド」
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十五夜