荒れ果てた家
「ミナキとマツバが言っていた祠はこの辺りだって聞いたが…」
「あ、あっちになんか建物があるよ……………っ!ギィヤァァァァァァ!!ぬぬぬにぬわんじゃこの家わぁぁぁぁあ!!」
「Σキャタピーの大群…!?おいおいあの家大丈夫かよ!…つーかキモい!キャタピーが大量にモソモソしている姿がマジでキモい!」
「い、いやぁぁぁあぁぁあ!イモムシ嫌ぁぁあい!キモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキャタピーキモいキモいキモい…う゛わぁぁあ゛ぁぁあ!(大泣)白亜ぁぁあ!ブースターに進化してぇぇえ!黒恋んん!白亜と一緒にアレに向かって最大噴射の火炎放射ぁぁあ!燃えてしまえぇぇえ!ファイヤァァァア!塵に埋もれてカスとなっちまえぇぇえ!」
「お前そんなことしたら家どころか森までもが大火事になっちまうだろーが!!」
「んなの知るかぁぁぁあ!!」
「落ち着けぇぇえ!!」
「ボクの家、本当はウバメの森にあるんですよ。ちょっと見つけにくい場所にあるんですけどねー。レッドの話だとすっごい事になっちゃっているみたいですけど…大丈夫かなぁ、家」
「お前かぁぁぁあ!!」
「何がぁぁぁあ!!?」
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傷跡の華