執着する■■ 補足



《補足》BurstReady 続編の物語 世界軸BADEND




「ふぁー〜……それにしても、あの時は酷い目にあったなぁ……」
⇒何気なく思い出して呟いた言葉。深層心理。Nの城で本当は既に亡くなっている人を思い出したくなくて、心のどこかで悲鳴を上げているのが言葉になって出てきた。

「ごめんごめん、思ったよりも話が長くてさ」
⇒花達がスイを苗所にし、心臓と脳にみっしり寄生するまでの時間。記憶を読み込むのに時間がかかっている?。

スイによるボディーブローとぶん殴り
⇒生前聞いた、「一発ぶん殴ってやんなよ」の名残。ボディーブローはアヤ直伝。

「……眠そうだね。いいよ、スイ。少し寝な。おやすみ」
⇒現実世界に返さないよう、抵抗をされないように深い所まで落とし込む花の誘惑。



■■スイ■■
BurstRadyから約1年後の少女。
ウバメの森から出た後、彼を探して放浪。Nの城の頂上に辿り着いた時、全てを思い出した。あの時。彼の死を見て、無かったことにした。あまりにもショックで、考えたくなくて、認めきれなくて、受け止めきれなくて。自分の中でなかったことにした。痕跡はなかったが、もうとっくのとうに死んでいると受け止めてしまった。
悲しくなって悲しくなって、もうどうでも良くなった。Nが好きだった。一緒に旅をしたかった。初めてできた好きな人だった。いろんな所に行っていろんな事をしてみたかった。もう全てがどうでもよくなった。変な男がいた。自分の体をまさぐっているけれど、どうでもよかった。こんな現実はいらない。Nに会いたかった。会いたかった。

ああ、そうだ。ウバメの森に行こう。そうしたら自分の理想に会える。そうしたら、今度こそNに言ってあげるのだ。あの時言えなかったことも、できなかったことも全部ぜんぶ。

■■N■■
ゼクロムとレシラムがこの世に権限した直後、同時に目覚めたキュレムに食い殺された。でも死んでも肉体が無くなるだけだから問題ないと思っている。寧ろ邪魔な肉の入れ物が無くなってよかった。魂がひとつに溶け合えば僕らは一緒だ。僕らは英雄だ。元々ひとつだった魂をふたつに分けただけ。だからこれで一緒になれる。死ぬまで一緒。

■■汚い男■■
スイの一ファンからストーカーに成り下がった男。どこまでもついていく。写真で性処理。無気力になった彼女は扱いやすかった。何をしても嫌がる様子がなかった。
森に向かう彼女と一緒についていった。花まみれになった彼女はやっぱり綺麗で可愛くて、それだけじゃない。今まで無表情で何をしても、体を開いても相手にしてくれなかったのに突然自分に微笑みかけて愛の言葉を囁いている。何が起きてるかわからないが最高だった。好きだとか気持ちいいだとか側にいてとか。うわ言のように自分を求めてくれる。たまらなかった。感情が爆発するままぐちゃぐちゃにして抱き潰した。

夢の中のNの愛部は全部こいつ。

■■アヤ■■
絶望してここに戻って花に頼りたくなるくらい、スイに何かあったのだと悟った。

■■ルビー■■
アヤ絶対YESマン
アヤの後輩コーディネーター
紳士的を貫くが自分が嫌いなものにはとことん口汚い






「大丈夫。……どんな姿になったって。ボクの気持ちは変わらない。こんな形でしか傍に居られない僕を、許して。ずっと、キミと一緒だ」
⇒?????花なのか、はたまた諦めきれないN本人なのか。

なんなのか。










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