デカ☆盛り黄金プリン2
「ミリさぁあああん!ミリさんは何処ですか!?ここか!?それともここ!?いやいやもしくはここ!?」
「…アヤ、いくらなんでもゴミ箱の中とかクローゼットの隙間とか冷蔵庫の中にはミリはいないと思うが…」
「あ、レッド!ねえねえレッド、ミリさん見なかった!?」
「?いや…今日は見ていないが…何かあったのか?」
「今すっごく黄金プリンが無償に食べたくて食べたくて食べたくて…!前にミリさんにお願いしようとしたらレンさんが(必死に)止めてきたんで、レンさんがいない今!ボクは一肌脱ぐよ!」
「(あぁ、だから大量に卵を抱えているのか…)…ミリを見つけたとしても隣りにはレンがいるぞ」
「レッド、君だけが頼りだ!あのレンさんを止められるのはミリさんだとしても対抗出来るのはレッドしかいない…!レッドも食べたくない?あの大きな大きなプリンに金箔がたっくさんある夢の様なプリン…!」
「プリン…」
「プリンじゃなくてもビジューとか、小倉トーストとか、タワーバーガーとか!ミリさんなら絶対に作ってくれるはずだ…!」
「……そうだな、そこまで言うなら手伝う。俺も黄金プリンが気になっていたし」
「本当!?やったぁああ!レッドがいれば百人力だよ!早速ミリさんを探し出すよレッド!」
「あぁ(…期待出来ないと思う)」
****
「いたぁあああ!ミリさぁあああん!会いたかったy「エルレイド、サイコカッター!」ギャアア!レンさんいきなり何するんですk「もう一発サイコカッター!」「ピカチュウ、アイアンテール」…ギャアア!助かったけど卵が割れる!なんかもういきなりカオスーーーッ!?」
「よぉ、お前ら何だいきなりミリに何か用か?生憎ミリはお前らには用はないらしいからな、残念だが引き返してくれないか?」
「いきなりアヤに向かって攻撃はどうかと思うぞ、レン」
「そこは目を瞑ってくれ。レッド、退いてくれ。今俺はものすっごく嫌な予感しかねーんだよ」
「(…間違ってはないな)」
「アヤ、お前が持つその食用卵は何だ?ん?お前ブリーダーになりたいのか?そうかそうか、ブリーダーになりたいならまずその大量の食用卵じゃなくてポケモンの卵を用意するんだな。つー訳でエルレイド、みねうち!」
「ピカチュウ、はたきおとす」
「レッド!此所はひとまずレッドに預けるよ!ボクのすべきことはただ一つ!……ミリさんに黄金プリンを作ってもらう事!………ミリさーーーん!プリン作って下さーーーーーい!!」
「待ちやがれアヤーー!!つーか行くなーー!!お前は俺を本当に糖分死させる気か!?…レッド!マジで退いてくれ!お前とは正直戦いたくねぇ!」
「残念だったな。俺は正直お前と戦いたかったんだ。アヤがミリの元へ行ってプリンが完成するまで、バトルに付き合ってもらう」
「このバトル狂がぁあああ!!」
「ミリさーーーん!お願いがありますボクの為にあの夢の黄金プリンを作ってくだ………………………………………………Σえええええ!?ななななな何ですかそれーーーーーー!?」
「あ、アヤちゃんこんにちは。今日も絶好調だね」
「「ブイ!」」
「あ、こんにちは……ってちがぁあああ!ちょちょちょちょっとミリさん…そのプリンのタワーはなんですか!?巨大プリンがタワーになってる!しかも生クリームでコーティングされてる!すっごく美味しくイーブイ達が食べてる…!?」
「いやぁ、この前さぁ〜黄金プリンをやっていたテレビをこの子達が見ちゃってね。食べたいっていうから、瑠璃達の分も考えて作ってみたんだ。中々大変だったけど楽しかったよ」
「「ブイブイ!」」
「Σポケモン達凄い贅沢してませんかそれ!?てか量がはんぱないよ!?」
「もちろんアヤちゃん達の分も作っといたから、後で皆で食べよっか!色んな人を呼んじゃってさ、わいわい楽しもうよ!」
「いいですね!ありがとうございます!ならボク今すぐレッドやレンさんやワタルさんやシロナさん(やダイゴさん)達を呼んできますね!〜〜っいやったーーーー!!レッドーー!レンさーーん!!ミリさんの特製特大プリンの登場だよーーー!!」
この後盛大なパーティ化したらしい
(若干一名死にかけていたけど)
******
傷痕の華