持ち上げられたダンボール
「うおっ…!お、重い……!」
「あらあらあらあら、何してんのアヤちゃん!……なんかすっごく滑稽な姿に見えるんだけど…それに力過ぎるとオナラが出ちゃうよ」
「だ、段ボールに入っている木の実を運ぼうかと…!てかミリさん変な事言わないで下さい本当に出ちゃいます」
「当たり前でしょ段ボールの中に大量の木の実が入った推定50キロある物を無謀に持ち上げちゃいけないって」
「うぅ…今回リオルがシロナさんのルカリオの所に行っちゃってて…他のポケモン達はぬくぬくしちゃってるし……!!」
「あー、なるほどね。でも流石にアヤちゃんそれは止めようね。腰痛めちゃうよ」
「ですよね〜。……しょうがない、ここは後で帰って来たリオルに任せるしかn…………あれ、急に軽くなった…………ってええぇぇぇえ!!?ミミミミリさぁああん!?アンタ何しちゃってんのぉおおお!?」
「え、手伝おうかなって」
「推定50キロのある段ボールを軽々持てる姿はカイリキーもゴーリキーも目を丸くしますって!!え、ちょ、ちょぉおおおお!ミリさん二つも!?え、三つも!!?一本の腕にどんどん段ボールが……!!折れる!腕が折れますつーか何で持てるんですか!?この調子だとカビゴンも持てちゃいますよ!?」
「それもいいかもね〜」
「ちょ!危なああああい!危ないけど凄い安定感…!………じゃなくて!!感心している場合じゃないよあの姿をレンさんに見られる前にミリさんを止めないとミリさんが色々危ない…!てかボクも怒られる!…………ミリさぁああん!その段ボールは……台所に運んで下さぁぁあい!!手伝ってくれてアザァァアッス!!」
「はーい」
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傷跡の華