@ララちゃんとウィリアム君

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ララ「……お花…もう、終わりなの?(散る桜を見上げながらぽつりと呟き)」
ウィリアム「あ!ララちゃーん!!お久しぶりだね!!もしかして桜散りそうだし最後のお花見だったり?」お久しぶりにララちゃんに突撃しますの…!>ララちゃん
ララ「ん?あ、ウィリ兄。確かに…久しぶり、な気がする。……ん。散る前に、もう一回…見ておきたくて」わーい!突撃ありがとう!よろしくー>ウィリアムくん
ウィリアム「んー、もしかして久しぶりじゃない?俺がララちゃんに会えるの楽しみにし過ぎなのかな?なるほど、この花綺麗なのにすぐ死んじゃうから勿体ないよねー」こちらこそ今回もよろしくねー!>ララちゃん
ララ「ううん。久しぶりだと、思う。……ララに会うの、楽しみ?はじめて、言われた(きょとんとした顔でウィリアムくんを見ながら)ん。ララ、ここではじめて見た。お花、可愛くて綺麗なのに…もったいない」こちらこそよ!>ウィリアムくん
ウィリアム「あ、やっぱり久しぶりだったんだ!うん、ララちゃんとお話するの楽しいしねー!(ララちゃんに笑いかけながら)俺は木に咲いてるの初めて見たよ−。本当にね、花もずっと咲いてればいいのにねー」>ララちゃん
ララ「ララと話すの…楽しい?そ、そうかな……えへへ。ありがと(照れて赤くなる顔を袖で隠しながら)へえ。そうなんだ?お花、木に咲かないの?ん……もっと長く、楽しめるといいのに、ね」>ウィリアムくん
ウィリアム「どーいたしまして!…ん、どうしたの?(ララちゃんの顔をのぞき込んで)木に咲かないというか枝と花だけのしか桜は見た事ないよー。他のなら年中咲いてるけどね!」>ララちゃん
ララ「わあっウィリ兄…覗かない、で(ぐいっとウィリアムくんの顔を遠ざけようと手を伸ばし)……枝と花、だけ?んん?それって…いきてる?造花の、こと?」>ウィリアムくん
ウィリアム「あ…駄目だった…?ゴメンね!(慌てて顔を離して)うん、枝を折ってある奴。多分本物だけど半殺し?ほとんど死んでたんじゃないかなー、あれ」>ララちゃん
ララ「う……そう、じゃなくて(もごもごと)赤くなった顔…見られるの、恥ずかしい、だけ。……それ。直ぐに、枯れちゃいそう(ひらひらと手元に落ちた花びらを見つめ)あ…この、桜の花。栞…作れる、かな」>ウィリアムくん
ウィリアム「あ…そうだったんだ…!俺も気持ちわからなくもないよ…!うん、すぐに駄目になっちゃう…可哀想だよね…。栞?作れるんじゃないかな…押し花のでしょ?」>ララちゃん
ララ「え?ウィリ兄も?ウィリ兄は…平気そうなイメージ、あった(くすりと笑いを零し)ん。押し花の。絵本読むの…好き、だから。その栞に、しようかな(近くに落ちている綺麗な桜の花びらを拾いながら)」>ウィリアムくん
ウィリアム「うん、俺も苦手…意外でしょ−?絵本かあ…最近読んでないや…。俺も押し花の栞一緒に作ろうかな…本とか料理の本しか読まないけど!(ララちゃんの方に移動しながら)」>ララちゃん
ララ「ウィリ兄の、意外なとこ…見つけた(綺麗な花びらを見付けてウィリアムくんに差し出しながら)ん。ウィリ兄も、作ろ?絵本は…理解しやすい。だから、すき。難しい本は…眠くなる」>ウィリアムくん
ウィリアム「えへへ、他の子には内緒ね。(花びらを受け取りながら)ありがと、綺麗なのが出来るといいねー!たしかにね…俺も難しい本は苦手だしね…文字ばっかりは疲れるよ…」>ララちゃん
ララ「ん。ウィリ兄が…そう、言うなら。内緒に、する(こくりと頷き)ん。押し花の栞…作った事は、ある。けど、桜の花びら…はじめてだから。綺麗に出来たら、いい。……ララは…疲れる前に、気付いたら、寝てる」>ウィリアムくん
ウィリアム「ありがとね!俺は栞作るのはじめてなんだよね…なんかドキドキするなー!ちょっと羨ましいかも…俺は寝られないからさ…!」ララちゃん
ララ「ウィリ兄…栞、作ったことない?好きなお花で、出来るから…楽しいよ(頬を緩めてそう言いながら)ん。……そう?でも…ララ、いつでも眠くなる。から…たまに、怒られる」>ウィリアムくん
ウィリアム「うん、本とか全然読まなかったから作ろうと思った事なくて…でも桜綺麗だし楽しいなら作りたいな…って…!えー、寝られる方が健康的なのに……怒られるんだ……!」>ララちゃん
ララ「なるほど。綺麗なお花…取っておくのに、便利。見付けたら、たまに作る(ふふんとない胸をはり)ん。簡単だから…ウィリ兄も、作ってみて。難しい話、眠たくて。寝そうになると………寝るな、話を聞け!って、言われる」>ウィリアムくん
ウィリアム「そっかー!確かにいいかもねー、可愛らしいし実用的で!うん、作ってみるね!難しい話とか聞き流しちゃえばいいよ!そしたら多分寝ないから怒られてない…多分…!」>ララちゃん
ララ「ん。栞に、使わなくても…飾るだけで、可愛い。上手く出来たら…ウィリ兄に、あげる(多めに拾った花びらに満足そうに)……ハッ。その手が、あった。バレないように、右から左に。次あったら…やってみる(ぐっと親指を立てて)」>ウィリアムくん
ウィリアム「なるほどなるほど…確かに飾ると可愛いかも…!え?本当!?嬉しいな!俺は旬の果物でも使ってケーキでも焼いてくるよー。うんうん!俺はこれでだいたい通せてるから頑張って!(同じように親指をぐっとたてて)」>ララちゃん
ララ「ん。沢山、拾えたから。ウィリ兄用に…綺麗に、作れるように、がんばる(ウィリアムくんの言葉にぴくりと反応し、ぱあっと表情を明るくし)ウィリ兄の、ケーキ!えへへっ楽しみに、してる。……ん。これで、ララ、怒られない(ドヤ)」>ウィリアムくん
ウィリアム「えへへ、楽しみにしてるね…!こっちのも…ちょっとなら期待して、前よりだいぶ上手くなったから…!うんうん、怒られそうだったら今度は寝たふりしちゃえ!!」>ララちゃん
ララ「ウィリ兄…もっと、上手になった?すごい。(ぱちぱちと手を叩きながら、期待のこもった瞳で)……ふんふん。怒られそうなら、寝たフリ……わかった。やってみる。ウィリ兄、ありがと!」>ウィリアムくん
ウィリアム「う、うん……やる気出せば結構出来るもんだよ……(頬を赤らめ少し目を逸らしながら)どういたしまして−!それでもどうしようもない時は物理的に解け…いや、何でもない!」>ララちゃん
ララ「んん……ララと、似てる?ララ…やれば、出来る子(ふふんと胸を張り)……それでもどうしようもない時は、物理的に?物理的に…?………よく分かんないけど、わかった。ララ、がんばる」>ウィリアムくん
ウィリアム「本当!?やったね!!俺もララちゃんもやれば出来る子!!(うれしそうな様子で)ぶ、物理的には気にしないで!物理的に反撃していいのは軍ゴリラとかだけだからね!他は駄目だよ!!」>ララちゃん

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