@オーデュックさんとトルリアン君

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オーデュック「……ふむ、海岸や、浜辺を模した施設とは聞いていたがこういったものなのか。……暑いな」
トルリアン「…あの、暑くないですか?もしプール入る予定がなければ、良ければ。(日陰の場所を半分譲って)」突撃失礼しますー!>オーデュックくん
オーデュック「ん?ああ……トルリアン殿。感謝する……視察に、と思い眺めていたが……こうも暑いものだったとは(眉を下げて笑うと隣に腰掛け)」突撃歓迎です〜!>トルリアンさん
トルリアン「直射日光だけならまだしも、気温も高いので溶けそうですよね…あ、もしプール入られるようなら呼び止めちゃってすみません。(手でぱたぱた自分を扇いで)」>オーデュックくん
オーデュック「溶ける、か。確かに。暑いときにはそう思うこともあるな……いや、なに、大丈夫だ。またの機会にすればいい。(にこ)」>トルリアンさん
トルリアン「寒い方が慣れてて暑いのに免疫が…そうですか?付き合ってくれてありがとうございます。ちゃんとお話しするのは初めてですよね、トルリアンと申します。」>オーデュックくん
トルリアン「僕の国は1年中気温が変わるので暑い時もあるんですけど、ここまで暑くなくて。ふふ、話に聞いてた通り優しい人ですね。こちらこそよろしくお願いします、お好きなように呼んでいただければ。」>オーデュックくん
オーデュック「気温が、変わる?聞いたことがあるな確か、四季、というのだったか。優しい、……ふふ、誰がそのようなことをいったのか知らないが、ありがとう。ならばありがたくトルリアン殿、と呼ばせていただこう。私のこともすきに呼んでくれ」>トルリアンさん
トルリアン「暑いときは30度くらいまで、寒いときはマイナスになるんですよ。オーデュックさんの国は?博識で優しい方だと聞いていたので、嘘偽りはなかったですね。良ければオーデュックさんと呼ばせていただいても?」>オーデュックくん
オーデュック「そんなに、冷暖の差があるのか。私の国は穏やかな気候だ。まあ、四季として分類することも一応できるだろうか。ふふ、買い被りすぎだ。ここで知ったことも多いというのに。勿論。」>トルリアンさん
トルリアン「穏やかな気候だとすごく過ごしやすそうですね…国花とか、よく咲く花とかありましたか?人からの評価は馬鹿に出来ないですよ。火のない所に煙は立たぬ、です。まぁ意味はちょっと違いますけど。」>オーデュックくん
オーデュック「ああ。なので、私は正直あまり気温の変化には強くないんだ。国花ああもちろんあるぞ……百合の花。それと、故郷に咲いていたのは……アイリス。ふふ懐かしいな。なるほど?それは…そうか。」>トルリアンさん
トルリアン「ここは場所によって気温全然違いますもんね…熱射病には気を付けてくださいね。百合とアイリス…どっちもすごく綺麗な花ですね。高貴で凛としてて。僕の国は桜なんですよ、あのお花見の。」>オーデュックくん
オーデュック「ああ。トルリアン殿も気をつけるといい。ふふ、そうだろう?百合の花は、我らが王家の誇りなんだ。桜。花見というと先日の薄桃色の花弁の……なるほどとても美しいな。」>トルリアンさん
トルリアン「あ、良ければ飲み物とか要りますか?さっき来る前に拾ってきたんです。王族…百合の花言葉がぴったりですね。桜は今の季節しか見れない花なので、咲くとやっぱり心躍りますね。」>オーデュックくん
オーデュック「飲み物、か?よろしいのならば。実は喉が乾いていて(苦笑)ああ。……たしかに。美しかった。散ってしまうのかと思うとすこしもの悲しいな」>トルリアンさん
トルリアン「良かった、持ってきたの無駄にならなくて。少し甘い飲み物なんですけど。(ポカリ的なのを手渡して)すぐに散ってしまうからこそ美しいですし、散る姿も美しいのでまた散るときにぜひ見てみてください。」>オーデュックくん

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